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こういうお宿を探して幾霜雪。 これまでの失敗も全部吹き飛ぶ、涙もののお宿 です。 こちらがそのお宿、以志や(いしや)旅館さん。 建物が古ければいい、和風ならいい、ってもんではありません。 ということで、この外観からだけだと、まだ、どっち転ぶか不安だったんですが… 玄関を開けた先がこんな感じだったので、ほぼ大丈夫だろうと安心^^ 建物は有形文化財の申請・登録がされています。 とはいえ、有形文化財ならいいってもんではありません。 案内された部屋は、上の写真の棟ではなく… 玄関を上がり、奥に進むと、こんな渡り廊下が現れ、 更に奥にある建物に案内されます。 で、この建物かと思っていたら、こちらも抜け… 更に奥にある建物への渡り廊下が。 通りからは判らなかったのですが、 敷地は奥行きがものすごくあって、 道路に面した上写真の漆喰の建物を抜けると、奥に平行して こんな感じの建物が2棟あり、 3棟が渡り廊下でつながっている、といった造りになっています。 渡り廊下からは、よく手入れされた庭が楽しめます。 建物が古ければそれでいい ってもんではありません。 そして、 こちらが案内されたお部屋。 ここまでもう、カンペキなほどの私好み。 やった~♪ 大正解^^♪ のはずなんですが、なんか違和感。 と、これ。 部屋の反対側の窓が、サッシなのです。 この時点では、えっ・・・ って思ったんですが、 実際滞在してみると、 これ、お宿の方もホントはこうしたくなかっただろうに、 防犯上、宿泊客側の立場に立ってのことだったんだろうな、と思ったしだいです。 なんといってもこの部屋は、表道から一番奥まっている部分。 すぐ向こうは民家であると同時に、横は空き地っぽく。 お隣の民家が留守のときもあるだろうし で、 しっかり鍵のかかるサッシ窓じゃなかった場合、不安なシチュエーションでした。 部屋は一番奥の建物にあり、建物は昭和初期のもの。 途中通ってきた、3棟の真ん中にある同じような建物の方は、大正のものだそう。 キレイに掃除されているのはもちろんのこと、とてもスッキリ^^ 人形とか剥製とかもないし(笑)。 ホッとします。 建物が古ければいい、和風ならいい、ってもんではありません。 そして、建具のこの匠。 ゼイタクだわ~。 ラインの美しさ・優しさ。 光をも建物の装飾の一部に取り込む日本の美。 今じゃ、当時ほど多様豊富に質のいい木材も流通してないだろうし、 削ったりもどこまで手作業を追求するか怪しいし、 職人さん自体、当時の職人さんたちほどこうしたものを作る機会もないだろうし、で、 今作っても、似て非なるもの になってしまう場合が多いのではないでしょうか。 個人的には、建物が和風ってだけじゃダメなんです。 服は、えもん掛へ。 えもん掛もハンガーもスッキリ。 これも個人的には過不足なくカンペキ。 細かいって言われるかもしれませんが、 クリーニング屋の金物ハンガーで、 しかも、各色とか形が変形してたりとか、論外です。 自分の部屋じゃなく、お金取って客を泊める部屋。客に甘えちゃいけません。 そういう甘えがある宿ってのは、随所にそれが現れます。 庭には、いくつかツクバイが置かれ、 どれにもこんな感じで、水草と金魚&メダカ。 目で涼を感じるニッポン文化、とっても涼しげです。 洗面所とお風呂はこんな感じ。 掃除が行き届いてる上に、とてもスッキリしています。 洗面所は、廊下に3台と浴室脱衣所に2台。 浴槽も、2つ用意されていました。 トイレは洋式和式があり、もちろんキレイ。 ただし、ウォッシュレットではありません。 新しく出来たばかりの建物は、キレイで当たり前。 でも、古い建物は、それをどうやって維持してきたかの、 その通ってきた時間のすべてが建物に出てきてしまいます。 しかも、生活に木造文化が根付いていた時代の水準の建物は、 今となっては、いろんな意味で、そうそう建てられるものではありません。 いいものが、丁寧な手入れの中で時間を重ねることでしか出てこない、独特の雰囲気。 そしてそれは、建物の雰囲気のみならず、その宿の質そのものだったりします。 古い建物は、 美しくしっかりした建物を作る職人さんの存在だけでは成り立たず、 それを長い年月、美しく維持し続けるその家の人の勤勉さが不可欠。 そうした宿の姿勢は、あらゆるところに現れます。 よく手入れされた庭にも、掃除が行き届いた館内にも、備品にも、 客に媚びるような、それっぽい演出的なものも作らず、 たんたんと勤勉にやるべきことをやって宿を維持している、 ここは、そうしたお宿の人のスタンスが、見事に出ているお宿で、 特別なことがない限り客のプライベートに踏み込んでくることも一切なく、 真のサービスという意味で、本当に居心地のいい宿でした。 実際行ってみて、 経営者ご夫婦が、お宿の隣で飲食店をやっていることを知りました。 今回は、素泊まりでの滞在でしたが、 これだけしっかりした仕事をするお宿の方、 料理も、奇をてらうことなく丁寧で美味しいのでは…と思い、 次の滞在では、2食付でお願いしようと思っています。 部屋はエアコン付きでしたが、残暑の中にも関わらず、 大変な汗っかきの私が、全くエアコンを必要としませんでした。 建物は風通しがよく、庭には打ち水がされ、 瀬戸内の乾燥した風土も手伝っているんでしょうが、 涼やかな庭と、そこを通ってくる海からの風を楽しみながらの夕暮れとなりました。 建物や値段はもちろん、お宿の人の意識など、 ここは、私が考える理想的な宿でした。 次にこの手のお宿に出会うのは、何年先になることやら…(笑)。 個人的には、 このすばらしさにピンとく一人旅女性や、 い、いや、日本ってそこまでカンペキな国じゃ…と こちらが恐縮するくらい日本文化を愛する外人さんパッカー に 泊まってほしいと思うお宿です。 お宿の最寄り駅、J志度駅は高松から30分くらい。 高松方面へは1時間に3本くらいは列車(鈍行)があります。 以志や(いしや)旅館 香川県さぬき市志度599番地1 TEL 087-894-0021 JR高徳線・志度駅より徒歩5分くらい 琴電・琴電志度駅より徒歩3分くらい 1泊2食付が基本のようですが、 素泊まり(4,200円~)や1泊朝食付きも可
by xiaokobamiki
| 2009-09-20 01:10
| 最高っ♪_素敵なお宿
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