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前回、聖地チベット展の感想を書くつもりで、 まずはさらっと入場料のことも と書き出したところ止まらず(笑)、 本題にたどり着けませんでした。 ということで仕切りなおして。 きわめて個人的感想なので、参考にならないと思います。ご了承ください^^ これまで、私が見てきたチベット仏教の仏像や絵画は、 旅先で、成りゆき上 目にしてきたものばかり。 訪れた土地をブラブラ散策していると寺院があって、そのままブラブラ覗いてみて、とか。 寺院の中は、 埃っぽくて、雑然としてて、色鮮やかだけどゴチャゴチャしてて、 一生のうちで何度風呂に入ることがあるんだろう のチベット族が熱心にお詣りしてて。 仏像も絵画も、そんな中に置かれていて、その場の雰囲気同様に、 骸骨とか父母仏立像とかといった感じで、俗とか欲とかがチラチラ。 当時、 仏像や絵画を素晴らしい と感じたこともなく、 というか、正確には、 優劣ではなく、まさに その土地の人々の感性や考え方の具現 に感じられて、 定型化した ワンパターンの絵画やチベタン顔の仏像、 色鮮やかで ゴチャゴチャして、埃っぽくて 雑然とした中での僧や参拝者の姿、 ヤクのニオイや 土のニオイ… そんな、その土地の人 や 風景 と一体化した全体の一部 として 私の中では捉えられていました。 今回、日本のこぎれいな美術館で、 静かで整然とした現代的な雰囲気の中で スポットライトを浴びる仏像を見て、 初めて 「美術品」の視点を感じました。 展示品は、 数は、少なくはありませんがさほど多くもなく でしたが、見応えはありました。 こうやって、作品とだけ対峙できる環境でしげしげと鑑賞すると、 現地ではワンパターンに感じられていたチベット色のクセが また、なんともいえない造形の一部に感じられ、 これはこれでスゴイなぁ と素晴らしさ発見。 ただ、こうした仏像が現地ではどういう形であったのか を知っていると、 不可分一体の全体の中から、ここだけもぎ取ってきて晒しているようにも感じ、 こうやってオブジェとして鑑賞しちゃいけないんじゃないかな、 っていうのも、気分的にはありました。 こうした展示は、チベットの文化や信仰を 断片的にでも 多くの人に知ってもらうきっかけ になるわけで、 必要だとは思うのですが、 日本の寺でも 秘仏は滅多に公開(人に晒す)しないのと同じような取り扱いで、 最低限にしてほしい気持ちにもなりました。 チベタン主体でチベタンたちの判断でというのなら、そんなことも感じないのですが。 解説は あっさり に感じました。 もうちょっと詳しく知りたかったのですが、 日本ではもちろん、たぶんまだ現地の中国でも 学問的研究対象としては手付かずに近い状態なんだろうなと 中国滞在時の現状を思い出すと、そう思いますが、実際はどうなんでしょうか。 展示品の中には、制作年に????を感じてしまう、 時間経過による退色や劣化がないものもありました。 今回、一番期待してて一番ガッカリしたのが、チベットの民俗部分。 形だけのものでした。 現地の土着民俗は、いろいろあるわけで、 私自身は、とにかくこれが一番興味が尽きず 知りうることは少しでも知りたいと思っているので、 メインは仏像・仏画、民俗はオマケ の扱いには、本当にガッカリしました。 仏像仏画といった、金銭に置き換えたとき、 総額という数字が出せて その数字が大きいものに価値がある = 評価が高い 的な、 主催者側の唯物というかの そうした薄い文化の捉え方を 垣間見る気がしました。 いつも長くなって申し訳ないなぁ とは思いながら、今日も長くなっていますが(笑)、 今回、チベット展を見て一番書きたかったことを最後に。 参観が終わって出口を出ると、ミュージアムショップエリアがありました。 普段はどういう営業をしているのかはわかりませんが、 今回はチベット展に合わせてと思います、チベット関係のものが売られていました。 売場は中国人が仕切っていて、中国人の店ばかり。 店員も上海周辺あたりの出身で、チベット族とは直接の関係はなさそうな感じ。 売られているものも、 中国人観光客がチベット観光に行って買うような、なんちゃってチベット物 (言えば、表に出してないいいモノが出てくる可能性はあるかも ですが)。 しかも、適当に高い値段付けてるんじゃないか と思うほどに高い(笑)。 日本にあっても、最低限の日本的暗黙(価格は価値を表す指標)もお構いなし、 日本の美術館のミュージアムショップなのに、中国人独占営業 の状態。 このチベット展、 有料展示でチベット文物を見て、 その後、ミュージアムショップで、 チベットや新疆の現状にもつながる部分も垣間見られるという、 すごくリアルなチベット展だったのでした。 (その地とは直接関係ないはずの漢族が 他人の地に乗り込んできて我が物顔で営利を独占(@チベット・新疆)、が 日本の地にある当ミュージアムショップでも再現中 ということです。) 励みになるのでランキング参加中^^ 怪しいクリックではありませんので、よろしければクリックお願いします。
by xiaokobamiki
| 2009-11-06 23:20
| xiaokobamiki的思考
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