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トイレの話です。 ご注意下さい(笑)。 中国の列車旅は2等寝台がいい^^ と書きましたが、時期によります。 中国では、内陸の貧しい地域から貧しい人々が、大量に都会へ出稼ぎに出ていて、 彼らもやはり2等寝台を使うんですが、 そうした彼らの帰省・上京の列車に乗り合わせると、もうホント最悪です。 マナーのいい、 いわゆる「人間生活」の中に身を置いている人々が乗り合わせる普段の客層と違って、 いわゆる「人民っていう生き物」が生息中 って感じの車内になって、 汚いし、雑然としてるし、和やかさも落ち着きもない雰囲気になります。 同じ職場の同郷人なのか、それともみんな親戚なのか、 出稼ぎ人たちは、1家族とかではなく、車両を占拠するような大所帯で移動します。 1泊2日、2泊3日の長旅、こうした車両に当たってしまうと、もう最悪。 隣の車両がいわゆる普通の乗客の車両だったりすると、 自分の不運がホント イヤになります(笑)。 隣の車両が「普通の乗客」かどうかは、その車両に入った瞬間、見た瞬間にわかります。 そのくらい、出稼ぎ人車両の雰囲気は独特なのです。 何が起こっているわけでもないのに、車両内がずっと阿鼻叫喚的な感じになります(笑)。 中国人の立ち居振る舞いには、 いろいろ日本人じゃ考えられないものがあるんですが、 例えば、9分9厘ほぼ全ての中国人がやるんじゃないか っていう行動の一つに 靴を脱がずに何の躊躇もなくテーブルや布団の上に上がる、 というのがあります。 ある程度の水準の人々でも、そうした行動を当たり前にする国、 そうした水準に達していない人たちの行動となると、 ちょっと想像を超えることが多々あります。 で、貧しいエリアからの出稼ぎ人満載の列車だと、 そんないろんな行動が車内で展開されるわけです。 あるとき乗った列車が、そんな、みんな仲間って感じの出稼ぎ人車両でした。 私のいたブロックには、4~5歳くらいの幼児を連れた家族。 当時は、SARSで衛生意識が高まる以前だったこともあって、 中国人全体がやりたい放題の何の修正も加えられてないころ。 向かい合わせの下段ベッドの間の窓際には、テーブルが付いていて(こちら参照)、 その下には、円い筒型のゴミ箱が設置されているんですが、 その家族、そのゴミ箱をテーブルの下から引っ張り出して、 ベッドに座ったまま、その幼児をかかえてそのゴミ箱に用(大)をさせ始めました。 窓の開かないエアコン車で… 排便が終わると、そのゴミ箱は中身が処理されることもなくそのままそこに放置。 そのままゴミ箱として何ごともなかったかのように使うわけです。 それまでもこの家族の行動はイロイロ強烈だったんですが、 さすがにこれには一言言ったんですね。 ここはあなたの家じゃない、トイレでもない、 食事もするのに汚い、トイレがあるんだからちゃんとトイレに行ってくれ って。 まぁ、しごく当たり前のことを言ったわけですが、 ふてくされたような感じで謝ることもなく、ハイハイと流されました。 次から次へ不快が起こるこんな車両なので、 その後、午後一杯、中段ベッドに上がって過ごしました。 夕方になったので再び下に下りると… はしごから下りて靴を履くと、 さっき私が文句を言った、 年取った幼児の母親だか祖母だかわからないような40歳前後に見える女性が、 プッって笑ったんですね。 そのときは意味が判らなかったんですが、 靴を履いてみると、なんか中に違和感が… 靴を脱いで見てみると、靴下に粉末スープが。 脱いだ靴からは、カップ麺の粉末スープのニオイ。 靴をひっくり返してトントンしてみると、粉末スープが出てくる出てくる… その40前後の女性が、それを見て、勝ち誇ったような大笑いを始め… コイツ腹いせにやったな… 私のダナーの靴になんてことしてくれんのよっ!!!!!!! で、 大ゲンカ開始。 アンタ、靴の中に入れたでしょ。 知らな~い (まぁこのときの態度と表情の憎たらしいこと) ふざけんなっ!!!!!!! やったでしょっ! あたしは知らな~い。 小さい子供がやった。 アンタのとこの子供? ちが~う。 じゃあどの子よ。 知らな~い。 さっき駅で降りた。 ウソ言ってんじゃないわよ、どの席の子よ。アンタがやったんでしょ。 知らな~い。 当事者以外には退屈な車内でのアトラクション開始って感じ、 あっという間に人が集まってきて… しばらくすると、車掌まで登場。 脱いであった靴にインスタントラーメンの粉末スープを入れられたこと、 その女性は、私が靴を履くときに笑ったし、 私が靴に何か入っているのに気がついたときには、大笑いしたし、 その前に、子供のトイレのことで注意してるから、 絶対その女性が腹いせにやったんだと思う、って伝える。 車掌がその女性からいろいろ話を聞いている間、 他の乗客たちが話しかけてくるも、 「粉末スープを入れた子供って誰?」って聞いても、「知らない」、 「途中で降りたって言ってるんだけど、降りた客に子供っていたの?」 って聞いても、「知らない」。 この場合、思い当たらない、本当に知らない、など しばらく思い出すような間があった後での「知らない」。 女性の楽しそうな「知らない」とは、響くニュアンスが違う。 粉末スープのことも含め、本当に知らないらしい。 しばらくして、車掌が私のところに来て、 彼女は、途中の駅で降りた子供がやったって言ってて、知らないって言っている。 と言う。 じゃあ、どの駅で降りたどの席の子なのかちゃんと調べてよ。 と言うも、 もう降りたってことならわからないし、 もしそうじゃなくても、彼女がそう言ってて、他に知ってる人もいないので、 これ以上どうにもできない。 申し訳ないとは思うけど、今晩の食事をご馳走するからどうかそれで収めてほしい。 と言われる。 中国の列車の車掌さんは、女性がほとんどで(男性の記憶がない)、 毎度毎度、とてもしっかりしていて、本当に頼りになる存在。 今回の対応でも、どちらに味方するわけでもなく、公平に本当に一生懸命やってくれてる。 それはわかってるけど、納得いかないんだけど… 腹の虫も収まらないし。 しかも、選べる自由があって食べたいときに食べるから楽しいのが食事。 そんな理由でタダ飯なんて食べたくないし。 とはいえ、ここでこれ以上ひっぱっても、結局車掌さんを困らせるだけ。 確かに、車掌さんの言う通りなんだよね。 車掌さんに当たってもしょうがないし… なんとかそれで我慢して欲しい と頼みこまれ、了解する。 その代わり、車両は窓も開かないし、食事もしたりするんだし、 子供の大便をみんなが使う座席のゴミ箱にさせるのではなく、 トイレに行くように、車掌さんから指導してほしい、と頼む。 そういうことで、その晩は車掌さん持ちで、食堂車で一人食事をしたのでした。 ホント、列車旅最大のお楽しみ「食事を選ぶ自由」まで奪われて、 ちっともうれしくなかったです。 食事しょっぱかったし。 でも一生懸命やってくれた車掌さん見てたら、 まぁこの辺りで落とされてあげて少し我慢するのが大人なのかな と思った次第です。 こうした、本当の「問題ある人」を、あぶり出すのではなく、 直接は落ち度のない、運のない人が少しだけ我慢なり負担をして 問題の本質を追求せずにあいまいな状態で解決するのは、 中国らしい、よくある問題の収め方です。 靴は当分の間、五香粉のニオイがぷんぷんしてました。 ったく。 * * * ようやくこのエントリーにたどり着けました(笑)。 実は、このエントリーをしようと書き始めて、 本題に入る前部分で書きすぎて、 前出の、2等寝台 とか ピンきり人民層 エントリー出現となったのでした(笑)。
by xiaokobamiki
| 2010-12-05 00:26
| 過去旅_China 中国
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