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ここのところちょっとネットを見なかったら、 急に中国なんか騒がしいですねぇ。 もともとテレビ・ラジオ・新聞・雑誌ない生活だから、 ネットをやらないと本当に世間の波風を知らずに過ごせます(笑)。 それにしてもなんか、毎年この時期になると中国が騒がしい気がする(笑)。 記事更新もしてないのにアクセスが少なくないので、 それ関係の検索などで来てる人多いのかな。 自分の中ではもう、最悪の状態になるのを避けるために 中国の現実を書いて知ってもらう時期は過ぎた感があって もう2年近く前から書かなきゃ衝動は無いんですが、 それ以前、10年ほど前から 誇張でもなんでもなくこういう国だ、ということを言ってました。 当時日本国内でどう言われていようと、もう10年前から実際はこうです(笑)。 10年前には既にこれくらいの敵意は渦巻いてました。テレビは終日煽ったし。 当時中国賛辞がスゴイ中で、 でもその日本の能天気な勘違いが非常に危険なことを、 日本の温度に置き換えた中国は実際はこんな国なんだということを、 伝えようとすると、非常に極端な言葉を使わざるを得ませんでした。 たぶん何も知らないと、 普通の正義感を持った人ならそれを聞いたり読んだりすると、 差別感覚の塊みたいな反感を感じるんだろうな、とはわかってはいるものの、 言葉で何も知らない人にどれくらいひどいかを伝えるとなると、 結局そういう表現にせざるを得ませんでした。 今ならおんなじこと書いても納得する人も多いとは思いますが。 当時、そうしたことを言う私のことを 「右翼(笑)」って言ってた新聞記者の知人がいたのですが、 ワタシ的には「何言ってんのこの人?????」って感じでした。 この何年かでネットでいろいろ見るようになって、 そういう考え方を右翼っていっているのを初めて知って、 その人がなぜ私を右翼呼ばわりしたのか、ようやくわかりました。 私自身は、 ネットに書かれている他人の視点に触発されたり感化されたわけではなく、 自分の体験からはじき出した視点で書いてきたのですが、 その後ネットを見るようになって、 私とおんなじようなこと言ってる人いるんだ、と知って驚いた次第です。 ただ、どんな意見でも、 世間で妙に大きく取り上げられる考え方は 何らかの意図が働いていると思ってます。 例えば、ブログなどでも、面白いものはたくさんありますが、 相当のアクセス数があるんだろうな、っていうようなブログでも、 何かをきっかけにそのブログを知って、 気に入った人だけがアクセスしてる印象を受けます。 それが普通だと思うんですよねー。 誰に宣伝されたわけでもなく、何かのきっかけでそれを読んで、 別に誰に強制されたわけでも価値判断を押し付けられたわけでもなく、 ブログの管理人が著名人だとか権威ある人なわけでもなく、 ただただ自分が気に入ったからアクセスする、自分の判断だけ。 でも、世間一般の大きな動きを見ると、 こういう各自の健全な判断って働いてない気がします。 以前、成り行き上、日中国交正常化から関わってきているような、 「中国関係の権威」的な人の話を聞く機会がありました。 胡散臭いなー、別に聞かなくてもわかってるし、てな感じだったのですが、 そうはいってもしょうがない、でしぶしぶ聞いていたところ… 話は、中国ビジネスに関してで、 その前置きとして、中国はどんな国かの説明を始めました。 聞いていると、 皆さんは中国には政党は1つしかない、一党独裁だと思ってるでしょ? 「中国の権威(日本人)」の話なので、みんなうんうんうなずいて聞いてる。 中国って日本で考えられているような特殊な国じゃないんですよ、普通の国ですよ、 日本で言われていることにはいろいろ間違っていることがありますよ、 例えば政党だって1党独裁って言われてるけど本当は1つじゃないんです、 日本人は中国を理解してないんですよ、ってニュアンス。 で、そのまま次の話へ。 聞いてても、もう政党のことは言わない。 聴衆は私以外、この話のトリックに全く気がついておらず、 中国の権威の話をありがたく必死に聞いている… ヲイヲイちょっとそれはマズイんじゃないの… こういうのは黙ってる方が自身的にはいいのはわかっているものの、 これはちょっとスゴイぞ(笑)。 そういうわけで、 すいません。 と言わせていただきました。 そうです。 とのことでした。 ちなみにこれ、その場では言わずに、あとで聴衆の誰かに言っても、 よほどの基礎知識と判断力のある人以外、 何この人?って感じで、内容も精査されずに怪訝な顔されて終わりですよね(笑)。 長年中国関係に携わってる権威の話と、 それを否定する 何この人?な おばさんの言うことじゃね。 中国事情通の中には、こういう人が紛れてて 早い時期から「啓蒙」その他の活動にいそしんでる可能性があること、 末端のどうでもいいところではなくて、 かなり重要な部分に点在してる可能性があること、 「権威」なので聞いた人は疑わず、それをベースに 知らずに二次的啓蒙活動に加わってきてる可能性があること…etc ほとんどの人が中国について無知な時期からずっと、 長年にわたってこういう下地が出来ている可能性がアリ。 最近は、こうした恣意的なものがなくても、 中国から締め出されるのがイヤで、本当の報道が出来ないとか、 いろんな利権が絡みまくってるとか、なんかすごそうですよね。 私が何か中国のことを言ったり書いたりすると、 ○○はこう言ってた(相手的には○○の言うことの方が信頼性アリ)、と 教えてくれたりするんですが、 これなんかも、私に言わせれば二次的啓蒙活動の可能性アリ(笑)。 中国情報の場合は、テレビや新聞が言ってるなど「○○が言ってた」、じゃなくて、 それを聞いて自分はどう思うのか、が大事だと思ってます。 もちろん、それを信じる、ならそれはそれでいいと思います。 だって、無責任に「○○が言ってた」とそのまま拡散するよりは、 自分なりに考えて消化して「○○が言ってたけど自分もそう思う」になるわけで。 とにかく、日本にいるのに、 バイアスなく日本人の立場で日本人温度での中国情報が見えにくいのが現状。 中国は情報管理はお手のものだと思います。 「中国には複数政党がある」の上の中国通のエピソードも、 相手の錯誤を利用した中国の情報コントロールの典型的1パターン。 ウソは言ってない、聞く側が勝手に勘違いするだけ。 もちろん、勘違いさせるつもりで発言を構成してるわけですが。 本当なら、 日本では、中国は一党独裁だと思われていますが、 と言うべきなのに、それをせずに、 「権威」が「中国には複数の政党がある」と言い切った場合、 まさかそんな「悪意」が潜んでいるなんて思うはずもなく、 聞く側は、日本人が日本人の立場から見ての発言だと勝手に思ってしまう。 でも、相手は、中国の見解で発言してる。 そんなことの繰り返しで、 いつのまにか、中国立場からのものの見方が日本の当たり前になっていく… 中国は、日本のみならず、全世界に対して、 あらゆる方法で情報活動をしています。 自国アニメの質の向上に必死になるのも、 それで世界中の文字が読めないような人にも啓蒙ができるからだと、 私自身は思ってます。 (だから日本のアニメに日本人以外が釘付けになるのが気に入らない) 日本は、 中国による、日本包囲網に向けたものすごい情報戦の中にいる視点がなさ過ぎる。 補足したとはいえ、どっちみち尻切れですが、 これで伝わるものがあると思いますので終わり。 ■ 関連エントリー ■ 数字のからくり ランキング参加中。 よろしければクリックお願いします^^
by xiaokobamiki
| 2012-09-18 02:28
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