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清真大寺の横にある路地。清真大寺の入場口もここに面してます。 狭い道の片側には屋台、もう一方には店が続きます。 この辺りから先は、イスラム教徒のエリア。 以前は、舗装もされておらず、埃っぽい中、 地元の人相手にのーんびり商売してる普通のオバチャンたちだった と記憶しているのですが、 観光客がここ数年で爆発的に増えたらしく、 カネ亡者のように変わってました。 屋台に近づいていくと、こちらが何も言ってないうちから、 「スリーユアン!スリーユアン!」 (3元=3yuan)。 何か言おうとすると 「スリーユアン!スリーユアン!」 閉口…(苦笑)。 せめてニコニコしてればいいのに… ま、そんな余裕はないんだな。 溺れてる人みたい(笑)。 まだそれでもとってもおいしい涼糕。 3元。 私はこれが大好きなのです^^ モチ米にあんこ、すりゴマ、きな粉。 それに黒蜜をかけて食べます。 おはぎを連想するような組合わせ。 日本人にはおなじみの味と食感です。 加えて、きな粉やあんこに黒蜜を加えるってとこも。 あんこはスッキリした甘さで雑味が全然ないし、 黒蜜も混ぜ物ナシ。 ゴマもきな粉も、味があるのにスッキリ。 余計なもの入れずに丁寧に作ったおばあさんの手作りって感じ、本当においしい^^ 自分ではほとんど作らず、 外食や、 惣菜でもお菓子でもパンでもデパ地下などの主張の強い大量生産品ばかりの私は 普段口にできないため、逆に、この手の 手間ヒマかけて余計なものを使ってない家庭の味的なものには敏感なのです(笑)。 屋台はこんな感じになってます。 もち米に小豆あんを挟んで、まわりにすりゴマときな粉をまぶします。 注文が入ると、これを包丁で切って黒蜜をかけて完成です。 以前の馬虎麺 の店でもそうでしたが、 ここでも、材料を入れる器群が、白地に青の焼物で統一されてます。 涼しげで清潔感があって素敵です。 なんだかんだ言ってもやっぱり古都だからなのかなぁ、なんて思います。 ところで、 あんこやおモチを使った和菓子って、 日本独自のモノだってずっと思ってたけど、 この涼糕を食べてから、原点はこの辺りなんだろうか???と思うようになりました。 韓国をはじめどこで餅菓子を食べても、そんなこと思わなかったのですが、 西安のは、イヤでもそう考えちゃうくらい日本人の私には馴染みやすい味。 お餅は、中国の南方や東南アジアといった 稲作が盛んなエリアでもよく見るし、たぶん本来そっちの食べ物。 西安は小麦エリア。稲作エリアではありません。 あんこや甘く煮た豆だって、南でよく見るわけで、 西安だけにあるわけではありません。 で、それなのに何で西安に原点を感じてしまうかというと… まず、日本のおはぎなんかの餅菓子スタイルによく似てるから。 そして、西安のもち米を使ったお菓子は、 素朴でシンプルなんだけど、味が洗練されてるから(笑)。 その洗練に、長い歴史を感じてしまうわけです。 西安のあんこを使ったもち菓子を食べると、 日本のおはぎが、なんて野暮ったくて田舎くさい味なんだろう、 って思っちゃうから、本家はこっちか!? の図式が浮かんでしまうわけです。 完全に、私の個人的味覚だけから導き出されるお話です^^ でもとにかく、本家を感じてしまうほど、オイシイのです。 今回は時間が短かったこともあって、残念ながら、 リヤカーなどゲリラ的活動(?)のお菓子屋台には行き会いませんでした。
by xiaokobamiki
| 2007-02-01 02:58
| L 西安_Xi'an
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