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みなさんは、今の日本の教科書が、 「高句麗」「百済」「新羅」 を 「コグリョ」「ペクチェ」「シルラ」 と読ませていることをご存知ですか? 大雑把な書き方ですが、 日本が古墳時代(4世紀ごろ)~聖徳太子の時代(7世紀前半)前後まで、 朝鮮半島には、 高句麗、百済、新羅、任那、という国があった とされています。 これらの国については、 古事記・日本書紀(共に8世紀前半成立)や 当時の中国の歴史書「宋書」(5世紀後半成立)にも登場します。 で、日本ではこれを古来ずっと、 高句麗 こうくり 百済 くだら 新羅 しらぎ 任那 みまな と呼んできました。 私も学校でそう習いました。 ところが 今の学校の教科書って、これを 高句麗 コグリョ 百済 ペクチェ 新羅 シルラ と、現代韓国語読みで習うそうです。 もはや今の子は、こうくり、くだら、しらぎ、の読みは知りません。 ちなみに記紀によると、「任那(みまな)」は日本の朝鮮半島経営の拠点。 でも実際、頼るのは記紀の記述のみ、の現状であるため、 記紀が作り上げたフィクション的扱いとして、 今の教科書には存在そのものが記載されてないと思います。 「日本が半島を支配していた」関係の切り口の存在が許せない隣国への 配慮もありそうです。 前置きが長くなりましたが、なんで怒っているかというと… 高句麗、 百済、 新羅 を こうくり、 くだら、 しらぎ と読むのは、 日本の歴史そのものであり、日本の文化遺産そのものだということ。 先祖たちから代々伝えられてきた当時の日本での呼び方が、 千数百年の年月を越えて今にある、という 「無形の歴史資料」そのものだということです。 例えば、現代韓国語読みを使うまでもなく、 日本語の漢字の音訓読みをしても、 これらの国は、決して、 こうくり、くだら、しらぎ とは読めません。 それを こうくり、 くだら、 しらぎ と読む、 ということは、 文字以前から、当時の日本人が、その地をそう呼んでいたから、 または、何かしらそう呼ぶ理由があったから なわけです。 たとえば、 もともと、それぞれの地をそう呼んでいた事実があって、 その後、文字が入ってきてそれぞれの国が自国を漢字で表記した。 でも、日本から見れば、あくまでも言い習わしてきた言い方で呼び続ける。 だから、 「高句麗」は 日本語の音訓「こうくれい」ではなく 「こうくり」 であり、 「百済」は 日本語の音訓「ひゃくさい」ではなく 「くだら」 であり、 「新羅」は 日本語の音訓「しんら」ではなく 「しらぎ」 なのです。 この呼び方そのものが、 日本の歴史の遺跡そのもの、遺物そのもの、資料そのもの、と私は考えているわけです。 なんで「くだら」なんだろう? どういう意味なんだろう? と、その資料があることで、一つ、考えるヒントが広がるわけです。 例えば、あくまでも個人的な考えにすぎませんが、 「しらぎ」というのは「シラという地にある城(つまりそのエリアの中心地)」、 「シラ城(しらき)」が訛って「しらぎ」だと思っています。 こんな風な可能性が考えられるのも、 「新羅=しらぎ」の古来以来ずっと伝わってきた読みが残っているから。 歴史資料そのものなんですよね。 それを、何の意味もなさない現代韓国語に置き換えて、 千数百年に渡って伝えられてきた読み方を実質的に抹殺する っていうのは、どんな権利があってできることなんでしょうか。 法隆寺の五重塔とかを跡形もなく潰すのとおんなじことです。 日本の国の歴史で、 古来伝えられてきた読み方を漢字共々次の世代に伝えるなんて、 日本人として当然。 義務だわ、義務。 それを深くも考えずに、 当時とは何の関連もない発音の、 漢字表記を失ってる表音表記だけの現代韓国語読みにするなんて。 それが、日本の歴史の教科書での話だって言うんだから、 もうホントに腹が立ちます。 当時の記録なんてなんにも残ってないような国の、 当時とは何の関係もない読みを人為的に導入して、 当時の記憶の片鱗を代々伝えてきている国のその記憶を消すって、どういうことなの? 私は歴史好きだから、純粋に「資料」という観点から腹が立つんですよね。 どこの国の人間かに関わらず、こうした歴史に興味がある人間ならば、 歴史的な手がかりになりうる資料は、あればあるだけありがたいもの。 よくぞ今まで伝えてくれた! と 歴史資料としての観点から感謝されることはあっても、 抹殺(実質はそうです)しようなんて… そもそも日本にいるのに、なんで韓国・北朝鮮の人名を、 漢字で書いているのに日本語読みしないのか、常々ギモンなのですが (だったら漢字は使わずカタカナだけで表記してほしいわけで。でもそうなったら絶対覚えないと思うけど・笑)、 それを歴史資料にまで… 韓国あたりがやかましく主張してきた結果なんだとしたら、 日本が千数百年の歳月を越えて大切に伝えてきたものに対する敬意のかけらもない、 こんな無礼な話はないわ。 朝鮮半島には、中国の歴史書に匹敵するような古さのものはモチロン、 記紀に匹敵するような古さの文献資料もないこともあって、 ただでもこの時代を探る手がかりが少ないっていうのに、 地中に埋もれさせることもなく、消え去ることもなく、 代々当時の呼び方を伝えてきている「歴史資料」を否定・抹殺って、 何考えてるんでしょうか。 日本はずっと、 高句麗こうくり、百済くだら、新羅しらぎ、 でやってきたわけで、これらの読みは完全に日本語。 日本で日本の歴史教科書に載せるのに、 この日本語読みを使うことに日本自身不都合があるわけもなく、 普通に考えれば変える理由なんてないはずなのですが、 それがこんな風に現代韓国語に変わったということは、 やっぱり外からうるさく言われた結果なんでしょうか。 とにかくこれが「日本の」「歴史の教科書」ってのがねぇ。何考えてるんだか。 これが他国への配慮だ、なんて思ってるんだとしたら、何履き違えてるんだか。 こうした読み方をホイホイ安易に取り入れる日本の頭の悪さに、 もう本当に腹が立ちます。 【朝鮮半島関係の関連エントリー】 デジタルカメラというもの(2) 文字画像が劣化してる… ハングル普及はいつから? ついでに半島も擬人化してみます 【抹殺を意図してると感じるものについての関連エントリー】 その場合日本語では「逝去」ではありません 「逝去」という単語に見える社会 励みになるのでランキング参加中^^ 怪しいクリックではありませんので、よろしければクリックお願いします。
by xiaokobamiki
| 2010-10-21 22:41
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