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まず。 いつもいつもインスタント麺やカップ麺ばかり食べてるわけではありません。 誤解しないでねー(笑)。 内容については、褒めてても褒めてなくても気にしないで下さい。 あくまでも私の味覚や好みによる非常に個人的な感想で、 万人に当てはまるものではありません。 * * * こちら、 マルちゃんの正麺(せいめん)。 「2012年上期日経ヒット商品番付」で前頭。 日経トレンディの「2012年ヒット商品ベスト30」では第4位。 …といった具合に、何でも今年のヒット商品なんだとか。 インスタント麺なのに生の麺みたいな味と食感、ということです。 ポイントはここ。「生麺うまいまま製法」。 「生麺うまいまま製法」の説明書き。 インスタント麺の主流は、油で揚げた麺なわけですが、 これは、生の麺をそのまま乾燥させたものなんだそう。 で、生の麺本来の味となめらかでコシのある食感が実現した、とのこと。 食べてみての感想なんですが、 これ、大騒ぎするようなものじゃないと思うんですよねー。 私はこの商品、ヒット云々以前の新発売直後に買ってるんですが、 買った理由は? というと… まず、パッケージのシンプルさとおしゃれさ。 そして、あまりにも直球なネーミングと、 パッケージがその単純明快な「マルちゃん 正麺 醤油味」だけで埋まってること。 このシンプルで気合の入った真正面勝負の雰囲気に、 一発芸的なインパクトでとりあえず買わせる的なものではない、 誤魔化す必要のないメーカー渾身の麺なんじゃないか、 の期待が膨らみ、買ってみた次第です。 新商品PRってことで安かったし(これすごく大事)。 今でこそ「ヒット商品」となってそれを理由に買う人も出てきたでしょうが、 最初は、少なくない人が、私とおんなじような理由で買ったんじゃないかなぁ。 画像がなくて恐縮ですが、袋に入ってる麺は丸形。最近増えてますよね。 小さい鍋で調理する場合、 四角形の麺だと四隅が引っかかってきれいに入らないわけですが、 丸だと、同じ大きさの鍋でもすっぽりキレイに入り、これは便利です。 ただ、袋から出した時の個人的印象としては、 この麺の表面の感じとか太さ プラス丸い形状って、 途上国の麺見てるような、時代が逆行しちゃったような、 お金かかってないな、安くあげたな、みたいな、 なぜか貧乏くさい気分が抑えきれない(笑)。 麺の見た目が、これならもっと安く売れるでしょ、の雰囲気なんですよね(笑)。 うがった見方をすれば、格安航空会社やワンランク下の商品の登場同様、 これからこの価格帯で買えるインスタント麺クオリティはこれだ、 これまで水準のインスタント麺食べたければもっと高い値段出せ、の実質的な値上げだったり(笑)。 これが売れることで業界全体にこれを基準にできる下地が出来る、と。 …ってなんだかイヤらしい見方だ、我ながら(笑)。ひねくれ過ぎ。 以上、あくまでも個人的に持ってるイメージの話です。実際がどうだかは知りません。 便利で理にかなった形なのは重々わかってるんですが。 で、食べてみた感想としては、上にも書いてる通り、 個人的には、そんな大騒ぎするような味でも食感でもないように感じました。 確かに、 味+麺 のワンセットで考えると、これまでのインスタント麺にはないタイプですが。 麺は太麺なんですが、見た目からイメージするような食感はないんですよね。 なんだろう、何て言ったらいいのか、あくまでも例えですが、 麺がフィルターみたいな状態なんじゃないかな、って感じで、 細かい無数の穴が開いているような、力強さのないすっとぼけた感じがしちゃうんですよね。 あくまでも例えです。例えてみただけで実際の麺の形状を言ってるわけではありません。 コシがないわけじゃないんですが、取りたてて評価するような感じではない。 そして、悪い意味で味にクセがない。インパクトがない。 たとえば、焼そばを例にとって考えてみると、 生の焼そばを食べたい時と、 インスタント麺の焼そばを食べたい時と、 カップ麺の焼そばを食べたい時は、 それぞれ全部、求めてる味が違う。 それぞれ、変えがきかない味と食感があるわけですよね。 それとおんなじで、 インスタント麺を食べる時っていうのは、 インスタント麺のあのジャンクな味を求めて食べるわけですが、 この正麺には、インスタント麺ならではのあのクセがない。 なので、これまでのインスタント麺のつもりで臨むと物足りない。 ただ、そのクセのなさがかえって、 「これじゃなきゃダメなのよ」の 替えのきかない新たなインスタント麺としての地位を確立する可能性はあると思います。 いつもいつもインパクト強いインスタント麺ばかりを食べたいわけじゃないだろうし。 とりあえず、この麺で一番すごいのは、パッケージとネーミングだと思う次第です。 パッケージとネーミングが、これをヒット商品に押し上げた最大の功労者。 正麺については辛口評価ですが、 こうした太麺タイプのインスタント麺が嫌い、というわけではありません。 こちらはお気に入り。 まず、エースコックの「ラーメン新麺組」。米粉入りの油揚げ麺です。 もちもちの食感でなかなかおいしい。 正麺を初めて買ったときこれ系をイメージしたのですが、ちょっと違いました。 最近あまり見かけないんですが、廃盤になってないですよね? それから、サッポロ一番ちゃんぽん。 油で揚げた太麺で、ちゃんぽん用の麺としてはとても合っていると思います。 味もインスタント麺ならではのジャンクなインパクトがあるし(笑)。 正麺も個人的にはこの路線に合う麺のような気がするんだけどなあ。 マルちゃんの正麺、 「インスタント麺じゃない」「生の麺みたい」であることを売りにしてるわけですが、 そもそも、マルちゃんは、正麺よりも前からある商品で、 これは生麺と遜色ないわ、って商品を出してるんですよね。 (廃盤になっちゃってるかなぁ?) それがこちら。 昔ながらのみそラーメン。みそ以外の味もあったかもしれません。 これはホント、生の袋麺とおんなじような出来上がりになって、素晴らしいです。 個人的に大好きなノンフライ麺です。 ただ、上にも書いたように、インスタント麺を食べたい時ってのは インスタント麺のジャンクな味と食感を求めているわけで(笑)、 正統派のラーメン食べたいわけじゃないのよね、 という、個人的なこだわりのため、そうそう買うことはありませんが、 生の袋麺みたいな味と食感のインスタント麺なら、これこそ完成形だと思います。 …とまぁ、いろいろ書かせていただきました。 正麺もこの先も時々買うと思います。実際すでに何度か買ってるし。 まぁ上に挙げた正麺以外の商品や サッポロ一番塩ラーメン みたいな 「これこれ^^」と積極的に選んで買うことはないと思いますが。 ああだこうだ書きましたが、結局OKの範囲ということです(笑)。 そんなことよりも、 正麺も上で紹介したそのほかの麺も、ぜひ定番として末永く続いてほしいところです。 2つのランキングに参加中。 クリックするとランキングが上がる仕組みです。クリックしてってね~^^
by xiaokobamiki
| 2012-12-04 06:24
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