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ヨルダン滞在の大半は、首都アンマンで過ごしました。 お宿は、にぎやかなエリアにひしめく安宿の1つ。 ある程度以上のホテルだと、建物全部が1つの宿 という日本でもおなじみのスタイルですが、 このあたりの安宿は、ビルのワンフロアがお宿 というパターン。 滞在したお宿も、階段を上ってたどり着くビルの上の方の階にありました。 新しくもない地元スタイルの商業ビルのフロアを使っているので、 良くも悪くもその土地ならではの雰囲気を味わえます。 で、私はこの、「その地ならでは」の味に包まれた こういうお宿が大好きなんですよねー(笑)。 他の町に数日滞在して、またアンマンに戻ったりするうちにめぐってきたのが ものすごーく居心地のいい部屋でした。 こちら。お宿唯一のシングルルーム。 このお宿、 この部屋以外の部屋はすべて、ベッドが2つのツイン仕様のドミトリー。 一人の場合、2ベッド分払って一人で一部屋を使うか、 1ベッド分払って他の旅行者と部屋をシェアする滞在になります。 ツインの部屋も清潔で居心地よく、別に不満があったわけではありませんが、 このシングルを知ってしまうと、もうここしかないでしょ、って感じでした。 シングルの、部屋の入口側。 部屋には、ベッド、机とイス、洋服ダンス。ドアは風を通すための窓付き。 バス・トイレは共用で、部屋には鏡と洗面所だけあります。 ツインの部屋でも全部同じ。 頼りになる画像もないため、よく覚えていないのですが、 ヨルダンやシリアなど近東の安宿は、 洗面所だけが部屋にある こんな感じが多かったと思います。 シングルでは、それに加えて、ソファと小さいテーブルがありました。 で、この部屋の何が居心地よかったかというと、 部屋の2面に大きな窓があって、ものすごく明るい。 高い天井に、この2面の大きな窓。 光が部屋いっぱいに入ってきて、ホント居心地がいいのです。 部屋は、廊下の突き当たり。 廊下沿いに並ぶツインの部屋には、1面に窓があるだけなのですが、 このシングルだけは南向きに窓、さらにもう1面窓、ということで、とにかく明るいのです。 さらに。 この南向きの部分には、小さいベランダ。 唯一のシングルルームは、唯一の南向きで、唯一のベランダ付なのです^^ カラッとした空気、すっきり晴れた空の下、明るい日差しの中、 のんびりとここから、 裏通りの商店のたたずまいや、タクシーや人の行き来を眺めて過ごすのは 人によっては「観光もしないで何やってんだ?」となるかもしれませんが(笑)、至福でした。 いくつもの丘からできている町なので、ベランダ下の道もすぐ上り坂が始まります。 すっかり記憶があやふやになってしまいましたが、たしか、 これを上がっていっていくと、中腹におしゃれなカフェや雑貨屋があったり、 さらに歩いていくと、 外資系のホテルやおしゃれなレストラン、大使館なんかがあるエリアに 入っていったように記憶してます。 普通、滞在地というのは、 観光しなきゃいけないような目玉がいろいろあって、 私の場合、「まずいよー何にも観光してないよー」「まずいよー明日こそ観光しなきゃー」 など、日々自責の念に駆られながらの滞在となるのですが、 このアンマンには、そういう見に行かなきゃ、の大モノがない。 つまり、のんびりしてても自責の念を感じずに過ごせる(笑)。 町は活気や生活感があって、人も親切。 必要なものは探せば手に入る便利さもある。 日々町をうろうろして満喫するだけでそこそこ見所を楽しめる。 身近なところは日帰りで行って帰ってこれる。 何にもやることがなくて居心地のいいアンマンの町、居心地のいいお宿、ということで、 ただでもアンマンからなかなか動かなかったわけですが、 この部屋に当たったことで、 以後、ヨルダン出国までアンマンを離れることはありませんでした(笑)。 もう10年以上前のことなので、 今はずいぶん変わったんだろうなぁと思うとちょっと寂しい。 ヨルダンはこのあたり。 クリックで少し大きくなります 2つのランキングに参加中。 クリックするとランキングが上がる仕組みです。クリックしてね~^^ にほんブログ村 旅行・観光 ブログランキングへ
by xiaokobamiki
| 2013-05-19 02:56
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