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春、中国では、場所にもよるとは思いますが、 一面の菜の花畑 という風景を目にします。 そのスケールが、さすが大陸、といった感じで見事です。 青空の中、明るい日差しに照らされる菜の花、 いい香りも漂い、うきうきしてきます。 以前もエントリーしてる話題ですが、こちらは雲南省。 ![]() 時期的にはちょうど今ごろ。 羅平というところです。 見渡す限りの菜の花畑の中、小山がちょこんちょこんと点在。 菜の花の黄色い海に、島が点在しているような雰囲気が楽しめます。 私が訪れたこの時期は、シーズンも終わりかけ。 盛りは2月の中旬過ぎごろ。 でも、写真映えするこんな風景も圧巻でしたが、 個人的には、 菜の花畑の中を窓全開でのんびり進むバスの道中が一番。 とっても素敵でした。 …と書いてて、「移動中」エントリーが、 自分の中では旅追体験気分になれて楽しいなぁと、改めて思ってます。 またその手のエントリー入れてきます。 ランキング参加中。 よろしければクリックお願いします^^ ![]() ![]() 羅平 ![]() ![]() ■
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by xiaokobamiki
| 2012-03-13 01:15
| 過去旅_China 中国
ちょうど今ごろの季節、 雲南省の元陽というところを訪れました。 棚田が有名なところです。 2004年のものなので、もしかしたら今の姿とはちょっと違うかも。 (もう8年前なんだー・笑) ![]() ![]() 元陽はベトナムとの国境に近い山間にあります。 一般に、棚田といえば元陽、といった認識ではあるのですが、 実際は、このエリア全体、中国側ベトナム側共に、見事な棚田が広がっています。 ちょうど田んぼに水を張り始めた時期でした。 ![]() 当時は何にもわかってなかったので、 水しかないじゃん、つまんない… と、ガッカリだったんですが (田植えの図とか風にそよぐ稲とか黄金の稲穂とかを期待してたw) 水鏡の田んぼの図って、いつでも出会えるものでもなく、 なにより、 水が張られてなかったら、何撮ったんだかわからない絵になってたはずで、 とってもラッキーだったんだと、あとになってわかりました。 ![]() 斜面全体が棚田で覆われてて、 こんな感じではるか下まで、すごいスケールで棚田が続いています。 写真の棚田ではありませんが、 当時この元陽までの道中では、 ユンボを使ってどんどん棚田を作ってる風景を目にしました。 棚田で観光客が呼べるので、大規模な棚田を作るわけですが、 石垣で丁寧に固められたような昔からの古い棚田は壊され、 棚田の作り直しと範囲拡大で、 山の斜面は赤土がむき出しになってるところも多々あり、 車窓からの景色はきれいなものではありませんでした。 ほんの数年前までは人力作業で、 地形に合わせて形を作り、石垣で固めて、と 一段一段一つ一つ丁寧に作られていた棚田も、 日本製重機のおかげで、広大な土地があっという間に棚田化。 石垣も作らず、ただ土を階段状に削ってるだけ。 写真映えはするんでしょうが、 出来てから時間が経ってないこともあって、周りの景色との調和もなく、 手作業がかもし出す味わい深さもなく、なんか残念でした。 当時中国を旅行していると、 日本製機械や技術のおかげでようやく国がなんとかなってるなぁ って感じで、 それ以前はほとんど機能してなかったんだろうなと、 日本の機械や技術ってホントに役に立ってる って思うことばかりだったのですが、 この棚田化に使われる日本のユンボについてだけは、 ったく日本から機械なんて持ってこなくていいのに余計なことして… な気分でした(笑)。 ランキング参加中。 よろしければクリックお願いします^^ ![]() ![]() ■
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by xiaokobamiki
| 2012-03-04 03:45
| 過去旅_China 中国
小さい記憶喪失の話。 今からもう10年近く前、中国を自転車で移動してました。 自転車移動については以前少し関連のエントリーしました → 中央アジアを目指して (3) その間、ビザ更新で香港・マカオに行ったとき以外は、 全く英語も日本語も聞かない話さない日々が何ヶ月も続きました。 そもそも人にほとんど会わないような道中も多く、 バスなんかの公共の乗り物と違って一人で黙々と移動、なので、 中国語ですらほとんど聞かない話さないような感じでした。 好きでやってたとはいえ、 季節はどんどん寒くなっていくし、坂はあるし、向かい風は嫌いだし。 そんなときもそばに自転車。 きれいな景色もいっぱいあって、でもそんなきれいな景色なのに誰もいなくて、 そんなときもそばに自転車。 自転車が唯一の相手って感じでした。 ところが、四川省・成都で、 そんな苦楽を共にした大事な自転車が盗難に。 相当ショックだったらしく、何にも食べる気にもならず。 初めの数日は泣くこともできずって感じでした。 おなかがすいててもその空腹感が他人事の感じ、 なんか自分自身のことって感じがせず、 気がつけば1週間近く何にも食べてませんでした。 ![]() 盗まれて以来、初めて食べ物を買ったのがこの屋台。 連日4度5度のちょうど東京の冬のような気温の真冬の成都、 暗い裏通りでぽつんとここだけ明るくて、 なんとなく、買ってみたくなったのでした。 待ってる間、何を思ったのか、写真を一枚パチリ。 自転車盗まれて以来初めての写真。 辛い火鍋のご当地の成都、この屋台も火鍋系 (マーラータン になるのかな?)。 辛いものは一切ダメだったのに、なぜか注文してしまって、 食べると、あり得ないくらい辛いのに、 なんか人ごとみたいに辛さを感じてる。 私ダイレクトではなく、どこか別のあっちの方で辛いって感じ。 以来、辛いのが無敵になりました。 宿に戻って、この火鍋の野菜を食べながら、 そうだ、自転車盗まれてからのこの1週間のこと、 忘れないうちにメモしておこう、って思って、 盗まれたところから追って思い出そうとしたとき、 ものすごく頭が痛くなってものすごく気持ち悪くなって、 全然記憶が追えない自分がいました。 何度やってもダメ。日を変えてもダメ。 自転車が盗まれてからの一週間のことは、キレイに覚えているのに、 その記憶が引き出せなくなってたのでした。 自転車がなくなっただけでもショックなのに、 その自転車をなんとか探さなきゃでやってきた一週間の記憶に触れない… それはそれでショックな反面、 今思い出してもめそめそするだけだから、だから思い出せないんだろうな、 そのうち時期がくれば、落ち着いてくれば、 普通に思い出せるようになるんだろうな、と、 これ以上何かを考えることも、何もかも、 なんかあらゆることがしんどくなって、 そのまま成都で1ヵ月半くらい引きこもってました。 盗まれたときは寒かったのに、気がつけば梅や桃の季節が終わってました。 で、結局、記憶は取り出せず。 取り出せないまま、いろんなことが上に積み重なっていって、 今となってはもう、 具体的なことは何も思い出せないほど遠くになっちゃった感じです。 自転車がなくなってショックで、 それから1週間くらいあれやこれやで奔走してて、 でも何もかもがうまくいかなくて そのツライ一週間を思い出そうとしたら思い出せなくて、 っていう 感情も何も伴わない箇条書きの事実だけの記憶が残ってる、そんな感じです。 自転車で回ったこの数ヶ月は、本当に興味深く、 いろいろ変わったところにも行ったり、いい景色もいっぱいで、 いい面でも悪い面でも「素の中国」を徹底的に味わうことができて、 自分の中では今までで一番楽しい旅だったんですが (ちなみにいい面の方が圧倒的に多かったですヨ^^読んでる方には意外かな?・笑)、 どうもエントリーにならないのは、 全部が繋がっているその行程を細切れにしたくない気持ちが半分、 そしてなにより、 最後はこういう結末に向かっていくのを追体験したくないんだろうな、 と思うのです。 関連エントリー マジメな記憶喪失観察日記 ランキング参加中。 よろしければクリックお願いします^^ ![]() ![]() ■
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by xiaokobamiki
| 2012-02-28 00:48
| 過去旅_China 中国
エキサイトのニュースにこんな記事がありました。 中国メディアが語る「寿司」(1)7大メリットと食べ方 楽しんでくれてるんなら、何はともあれとりあえずありがたいことです。 以前の中国人って、 日本食体験ない人が、断片的な知識で、単純な優劣に置き換えて、 「自分たちの方が優れてる」 と勝手に結論付けて(まぁここまではいいです、勝手にやってて下さい)、 わざわざ私に向かって日本の食の劣と中国の食の優を説いてきたりしてたけど (なんだかねー)、 最近は、優劣に置き換えて結論、ではなく、 純粋に他国文化として楽しめるだけの文明人が増えてきたんでしょうか。 ちなみに、なんで日本食、日本料理が「劣」かというと、 私が話を聞いた人々の見解だと、 量がちょっとしかない、あんなのじゃお腹はいっぱいにならない、 あんな料理のどこがいいんだ、 それに対して、中華料理は大皿に料理がたっぷり盛られ、 何皿も食べきれないくらいある、とのことでした。 懐石料理などの一品一品の量のことを言ってたようです。 (ちなみに誰一人、本当の懐石料理はもちろん日本料理も食べたことがなかったw) 実際は、懐石って、食べるとお腹いっぱいになるんだけどね。 まぁ、かき込むような食べ方の人から見たら、それも一理あるのかな。 日本の食への評価が高くなってきたってことは、 お行儀よく食事ができる中国人が増えてきたってことなのかなぁ。 中国人でも女性は、そういう盛り付け・飾り付けを 「素敵!」って本心で言ってくれる人もいたので、 あくまでもオトコ視点の「劣」ですね、とりあえず。 そのほか、中国では、 火の通っていないものを食べるのはNG、 冷えたものを食べるのは 文明以前のような貧しさと結び付けられるきらいがあったりで (漢民族のアツアツ料理への執着はスゴイです。 そのおかげでどこ行っても中華料理店があるような気がします)、 刺身とか、冷めていることを前提で作られるお弁当とか って、 彼ら的価値観からすると、あり得ないあり方なわけで、 そんなのも、「劣」とされる要素だったのかもしれません。 ところで、上の記事の7大 "メリット"の中の、 7.自分の家で作ることができる。自分で新種の寿司を開発することもでき、創造の楽しみを体験することができる。 これ。キケンキケン(笑)。 7~8年前の中国の国営放送で、 「フグ料理はキケンだからやらないように」っていう 注意喚起の特集をやってたことがあって いかにフグがキケンか、 フグは猛毒があるので日本では特別な料理人しか扱えない、 勝手に料理しないように、 などを専門家が出てきて一生懸命説明してたけど、 それ見て、 ああ、 「日本ではフグを食べる」 「日本ではフグは高級料理だ」 「日本でフグ食べておいしかった」 なんて部分だけが一人歩きして、 なんだ、フグだったら簡単に手に入るじゃないか、で、 家で食堂で調理して、結構な食中毒出してるんだろうな って思ったことがありました。 この、7番目の >自分の家で作ることができる。自分で新種の寿司を開発することもでき こんな簡単にまとめちゃうと、 魚の鮮度も特性も考えずに 生で作るヤカラが出てきそうな気がしちゃうんですが(そして食中毒発生)、 考えすぎでしょうか(笑)。 以前中国で、 国内旅行中の、エリートを自負してるらしい 英国留学帰りの現代版「人民」(あえて「中国人」とは言いません)と 一緒になったことがありました。 私一番よ、なんでも知ってるのよ、お金持ってんのよ、ふん、ってな感じで (この人の価値観からすると、 お金を思いつきで使わない=貧乏人って感じだったようです)、 なんだか見下されて失礼な態度取られちゃったんだけど、 その人、私は文明人よ、ってな感じで、 食事中も、食堂のこんな不潔な箸なんて使えないわ、とばかりに、 マイ箸を出して食べてたんです。 へー、中国にもこんなことやってる人いるんだー と、内心ちょっとびっくり。 で、食べ終わって、 使ったお箸を拭きながら、日本人の私や他の旅行者たちに、 日本では、意識の高い人は こんな感じで自分の箸を持って外食のときに使うのよ。 食堂の不潔な箸を使わないでいいし、 (割り箸を使わないから)木を保護できるでしょ。そうよね? と、食堂の箸で食べきった私に同意を求めてきました。 え? …う、うん。 唐突に振ってきたので返答に困ったのですが、 疑いなく満足そうにやっているので、そのまま同意しておきました。 でもね、その人が使ってたお箸、 普通の竹箸とか利休箸のような、 汁物を思いっきり生地に吸い込むタイプのものだったんですよね。 それをティッシュで簡単に拭くだけで仕舞って、 また次の料理のときにそれを出して、洗うことなくそれで食べる… 日本人はそのお箸だったら使い捨てるよ。 日本人がマイ箸として持ち歩いてるのは、 プラスチックとか漆塗りとかの、 表面に加工がしてあって、拭き取ればきれいになるものだけだよ、 って、言いたかったんだけど、 そんな雰囲気でもなく、 なんとなく言う気が失せてしまい、そのまま流してしまったのでした。 マネするときは、うわべだけじゃなく、 本質的なところの理解も忘れずにね。うん。 ランキング参加中。 よろしければクリックで応援お願いします^^ ![]() ![]() ■
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by xiaokobamiki
| 2012-01-12 01:05
| 過去旅_China 中国
秋に中国・甘粛省を旅したとき、季節柄、市場でリンゴを見かけました。 何種類か売られているので、値段を聞いていくと、 内心これにしようと思っている、日本でよく見かけるタイプのリンゴが一番高い。 値段のせいで踏ん切りがつかず (といっても日本円にすれば500gで20円くらいの違いなんですがw) 「これ、おいしい?」と聞くと、 「"フースー"だよ"フースー"、一番おいしいよ」 と、自信の一品ってな感じで返ってくる。 "フースー"って何???? 見た目は日本の"フジ"に似てるけど、まさか"フジ"がここにあるわけないし。 それにフジ(富士)だったら発音は"フーシー"だし。 そして食べると、食感といい味といい"フジ"。 リンゴ農園も時々見かけました。 もぎたてのリンゴ食べたーいっ! と、 収穫している人に2~3個売ってほしいと声を掛けると、 お金なんていらないいらない とカゴに入ってる中から数個くれ、 "フースーだよ、フースー^^" とご自慢そうな様子。いつもこんな感じ。 食べると、 そうそう、そうそう!リンゴっていえばこれよねー^^ の、大好きな日本のリンゴの味と食感。 この、中国で売られていた、日本ではおなじみの見た目をもつリンゴは、 いつも、"リンゴ"ではなく"フースー"と呼ばれて特別扱いされていました。 あるとき、 "フースー"ってどんな字書くの? と書いてもらったところ、「富士」。 えー!ソックリだと思ってたらやっぱり日本とおんなじ「フジ」だったの~! ビックリ。 当時はまだ中国のことを今ほどよくわかってない時期だったので、 中国も地方にいくと発音がずーずー弁的になって、「h」の音が抜ける ってことを知らず、聞いても理解できなかったのでした。 標準語なら fushi(フーシー) となる「富士」の音は、 私が旅してたエリアでは、「h」の音が抜けて fusi(フースー) だったわけです。 ということで、日本の「フジ」が中国でも栽培されていて、 「リンゴ」ではなく「フジ」で通じてしまうほどの支持を 作る人・売る人・買う人の全方向から得ていたのでした。 もう10年近く前ですが、かなり名前は知られてたので、 ずいぶん前から作られてたんだろうなーとは思うんですが、 どーしても気になるのが、 「正規ルートで伝わったんだろうか?」 ってことです(笑)。 これについては、いまだ確認していません。 モチロン、濃ゆく疑ってる私がいますわよ、ええ(笑)。 りんごの話(1) "黄金"のりんご りんごの話(2) 寿命が延びる りんごの話 後日談(1) りんごの話 後日談(2) りんごの話(3) リンゴはどうして「リンゴ」? りんごの話(5) 町のお店 ランキング参加中。 よろしければクリックお願いします^^ ![]() ![]() ■
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by xiaokobamiki
| 2011-12-15 00:47
| 過去旅_China 中国
先日の、この時期に思い出す歌エントリー のつづきです。 中国・広西チワン族自治区の ピンシャン(凭祥)という町でのお話。 ベトナムとの国境にある町です。 ![]() この町に滞在中、お宿でテレビ三昧だったわけですが(笑)、 テレビではよく 台湾歌手・李聖傑の『痴心絶対』 という曲が流れました。 で、これまた前回も書いた通り、 私はこの曲もプロモビデオもイマイチ好きじゃなくて、 この曲が流れると、テレビから離れて ![]() バックにこの曲が流れる中、こんな景色を眺めてました。 お宿の窓からの景色。 (プロモは見なくて結構ですので、バックミュージックとして是非再生下さい^^) そんな過ごし方をしてしまったせいで、 毎年毎年、当時と同じような湿度とか光を感じると お宿窓からのこの景色とこの曲がセットになって、 自動的に頭の中で再生されるわけです(爆)。 先のエントリーで、 「曲と共に思い出すお宿の窓から見ていた景色」と読んで、 美しい景色を想像してしまった方、甘い(笑)。 旅した先の風景って、 キレイなところとかすごいところとかいろいろあっても、 私の場合、最後に思い出すのって、そうした名所旧跡や絶景じゃなくて、 こういう普通の日常風景なんですよね。 旅行したい衝動=こういう普通の景色に身を置きたい衝動 って感じです。 さて、上のお宿からの写真に線路が写ってるの、わかりますか? 当時(今もですが)、 ベトナム・ハノイ - 中国・北京 間で 国際列車が走っていて、 その列車がこの線路を通るんですね。 ![]() 写真はベトナム方面を見たところ、山の向こうはベトナム。 (もちろんお宿の窓から撮ってます、ハイw) ハノイからこのピンシャンに来るにあたって、 せっかくなのでこの国際列車に乗ろうかな とも思ったんですが、 ピンシャン到着が深夜ってことでやめました。 で、それ以上の知恵は回らず、 お宿からこうやって、こんな風景を眺めていたのでした。 ところが。 今になって、 ![]() こんな写真があることに気がつきました。 終点のピンシャン駅に向かう鈍行列車。 ベトナムに行く国際列車ではなく、地域を走るローカル線です。 当時は、 特急とか急行とか鈍行とかの違いにも気がつかず、 列車は、ただの移動手段 程度の認識だったため、 全然思いつかなかったのですが、今なら思いつきます(爆)。 せっかくの始発・終着駅。 この鈍行列車使って日帰りでどっか遊びに行けばよかったー 遅ればせながら気がついたのでした。 次は乗るぞー(笑)。 ちなみに当時、中国で人々に人気があったのは、台湾や香港の歌でした。 台湾・香港の流行歌から、最新のものを取り入れると同時に、 新旧問わずいい曲をなんでも取り入れてる感があったので、 中国で人気のある歌はそのまま、中華圏の定番的名曲だったりします。 (日本でいうと例えば、山下達郎の「クリスマス・イブ」みたいな存在でしょうか) 著作権無視・海賊版横行状態だったので(笑)、 こうした人気のある曲は いろんなところで耳にすることになります。 このブログでたまーに取り上げてる曲も、 基本的にはどれもそんな感じです。 ということで、 この 『痴心絶対』 も、もう10年近く前の歌ではありますが、 中国では(台湾でも)有名な歌なんですよ^^ ■
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by xiaokobamiki
| 2011-05-20 01:56
| 過去旅_China 中国
いつもいつも、 日差しの感じとか空気の感じで、過去に訪れた場所を思い出すわけですが、 毎年この時期になると思い出すのが、 2004年春に訪れた、中国のピンシャンという町。ベトナム国境にある町です。 今日(13日)の湿度とか気温とかの空気や、イマイチすっきりしない日差しの感じが 滞在当時とかぶり、すっかり行きたいなー気分になりました。 で、私はこの、何にもない、何てことない町で、 何するわけでもなく数日滞在してたんですが(笑)、 その長滞在の決め手が、お宿のテレビでした。 テレビでは、昼間から 視聴者の有料リクエストによる歌とアニメ が延々流れてて、 すっかりそれを見て過ごしてたのでした。 この中国の有料リクエストテレビの詳細については こちら 私のお楽しみ 中国のテレビ をどうぞ^^ で、この町のことを思い出すときはいつも、 当時よくテレビから流れていた音楽が一緒に頭の中で流れるんです(笑)。 その、景色と共に脳内再生されるのが、 台湾の歌手・李聖傑(サム・リー) の 『痴心絶対』 という曲です。 youtube.com/watch?v=ZV5rzAAiJ5w 歌詞の日本語訳がこちらに出てました。 ttp://bitex-cn.com/aboutchina/song/song_view_2996.html この曲のイントロ部分と共に、お宿の窓から見ていた景色を思い出すのです。 いかに外に出ずにテレビ見てたかって感じですが(笑)。 「痴心」っていうのは「一途に思う心」、 男性の切ない恋心を歌った歌で、当時頻繁に流れてきたんですが、 当時の私は、このプロモビデオが好きじゃなかったんですよね。 なんかヤンキーっぽい感じがして。 一途な思いを歌うのも念がこもるような気がしちゃうし。 (中国では、この手の、オトコの切ない恋心を歌った歌って人気があった印象です) この曲が流れると、 あぁまただ… ってガッカリ。 で、外を眺めたりしてたわけで、 それがバックミュージックになって記憶にピッタリ入っちゃったようです(爆) でもそのうちに、この歌の歌い出しのところに出てくる、 想用一杯Latte把ニイ灌酔 (一杯のラテであなた(女性)を酔わせたい) の 【Latte】 って単語に ん? って反応しちゃったんです(爆)。 ん? ラテって ラテってコト??カフェラテの ラテのこと??? 当時、服をはじめいろんな愛用の持ち物がボロボロになってきてて、 でも、代わりが買えるような環境でもなく、 雨季のせいで毎日天気も悪いし、 直近のベトナムでは現地人は金の亡者と化してるし(笑)、 かなり気分的に疲れてたんですよね。 Latte っていう、私が旅するようなところでは絶対聞かない、 実際もうずいぶん久しく聞いてない言葉を聞いて、 しかも、サラッと歌詞に登場してしまってる浸透ぶりに、 ああ、そういえば Latte ってあったわ、すっかり忘れてた… よく考えたら久しくカフェなんてなかったわ。あってもラテなんて難しいモノなかったし… ↑ ベトナムのカフェは、私の中のカフェ(狭義)には入らない(爆)。 ラテという一言だけで、プロモビデオ見ながら、 台湾は日本と一緒でラテが日常なんだなぁ… 今この瞬間にもそんな世界もあるんだなぁ。 ラテが普通にあるとこ行きたい… ああ、文明圏で普通の格好して、ラテのあるカフェでのんびりしたい…(涙) ラテという言葉も存在も完全に忘れ切ってたことに気が付いたばかりか、 当たり前に Latte が飲めるところでのんびりしたいなぁ と しみじみ思ったりしたのでした。 その後、今日のような感じで、この町をこの歌と共に思い出すことを繰り返すうちに、 すっかりこの歌が好きになってました。 この曲のイントロに、当時の町の空気ののんびり感を思い出し、 ラテって言葉に「あのときものすごく反応したなぁ」と思い出し、 記憶にある町の景色がお宿の窓からのものなのを思うと 「せっかく滞在してたんだから、もっといろいろ見て回ればよかったなぁ」と思い… まぁとにかく、この曲の優しくのんびりしたメロディを聞くと、 またあの町でおんなじころに何にもしないでのんびり滞在したいなぁ、 まだテレビではリクエスト番組やってるかなぁ、 今度はいろんなところ訪ねていろいろ見たり食べたりしたいなぁ などなど思うのでした。 ■
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by xiaokobamiki
| 2011-05-14 06:11
| 過去旅_China 中国
中国では、地方によって、 各家の入口のところに、その家の「文明度」を示す表示がなされているのを見かけました。 ![]() こんな感じで、 家の門だったり、門がなければ戸口だったりに表示。 ![]() 表示されてるのはこれ、 「争創十星級文明戸」。 競って10個星級の文明世帯になろう って感じでしょうか。 左から順に ・五愛星 … 五愛=祖国、人民、労働、科学、社会主義の5つを愛すること ・致富星 … 致富=財をなす、金持ちになる ・義務星 ・科技星 … 科技=科学技術 ・新風星 … 新風=新しい気風 ・計生星 … 計生=家族計画 ・団結星 ・法紀星 … 法紀=法律と規律 ・文教星 … 文教=文化と教育 ・衛生星 何を以って及第点とするのかは不明ですが、 個人的観察結果で言うと、 衛生星に星をもらってる家は、見た感じ清潔にしてます。 確かにここなら衛生合格、星あげていいや って感じです(笑)。 私が通ってた幼稚園では、 通園するとシールを貼ってもらえる手帳があって(ラジオ体操の出席簿みたいな感じ)、 毎日行けば毎日シールが貼ってもらえて、欄がどんどん埋まっていく、って感じで、 園児に休まず通う動機付けを与えるようなことやってたんですが、 なんか中国のこの星集めを見ると、自分の園児時代の記憶がよみがえるわけです(笑)。 幼稚園児を対象とした動機付けを思い出しちゃうんですよね。 まぁとにかく、こんな感じで民度を上げることに努めてるんですよね。 そして、実際まだ最初の一歩、「第一段階」って感じ。 一歩一歩って感じの身の丈に合わせた内容とやり方って感じで、 個人的にはこれ、好きなんですが、一方で、 日本では園児にやってたことを、ここでは世帯相手、大人相手にやってるわ、 確かに似たようなレベルって感じの人も少なくないし、 日本の園児レベルに毛が生えたくらいが一般レベルの国なんだよね、実際。 と、 いろんな体験を通して、実感として、 ずーーーーーーーーっとそう思ってきたんですが… ずーーーーーーっと思ってきたんですが、 なんか 民主党政権になってから、 程度低いなー思考力ないなー と思ってたこの中国の程度とすっごくいろいダブるんですよね。 報道の仕方とか、情報統制の仕方とか。 例えば報道(情報)についてとかって、積極的な悪気はないんだろうけど、 知りえた情報をとにかくまずは公開する のではなく、 自分たちが対処できる範囲でのみ公開する ような、 知らせることが第一ではなくて、 自分たちが対応できることが第一って感じ。 こんなニュースも… エアコンやめ扇風機、50%節電 政府、家庭用メニュー >15%を超えれば目標達成だ。 >エアコンを扇風機に替えれば、使用電力を50%減らせる。 もう、おおばかやろう って感じ。 本気で思ってるんだろうな。 ![]() 上の中国の 「目指そう十個星」 となーんかかぶっちゃうんですよね(笑)。 >エアコンを扇風機に替えれば、使用電力を50%減らせる もうほんとにおおばかやろうだわ。 家電6点セット 説教くさい話 その2 原発 電力不足だった場合の夏を考える 冷房温度に言いたいことあり(1) 冷房温度に言いたいことあり(2) 冷房温度に言いたいことあり(3) 【おまけ】 おおばかやろうといえば こんなニュースも見つけました。 日中韓会談、福島での開会式打診 菅首相、調整難航も 笑いました。 さすがに中韓に同情します。 容疑者が取調べで「やってない」と言い続けるうちに、 本当に「やってない」暗示がかかるって聞いたことあるんですが、 「安全」もそれとおんなじようなもんなのかなぁ。 なんか意地になってる印象を受けるんですが(笑)。 何が何でもこれ通すために援助とか約束しなきゃいいけど。 ■
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by xiaokobamiki
| 2011-05-11 04:32
| 過去旅_China 中国
旅行中を中心に、いろんな状況を経験しているおかげで、少し役に立つかもしれません。 そうした思い立ったことを少しずつエントリーしておきます。 今すぐに必要な状況ではない方も、頭のどこかにひっかけておくと、 役に立つことがあるかもしれません。(役に立たないまま終わることを願いますが) * * * 日本と違って、途上国の多くでは(バブル以前の日本でも)、 入浴は毎日の必須事項ではありません。 水道設備も貧相で (場所によっては「水道」はなく、町唯一の井戸に汲みに行くようなところもあります) そもそも水は最低限しかないような、乾燥したところも多い中国では、こんな感じでした。 中国では、宿にチェックインすると、ポット(魔法瓶)1本のお湯をもらうんですが、 これは、お茶を飲むためのお湯であると同時に、体を洗うためのものでもあります。 中国人は、夜、 このお湯を洗面器に入れて適温になるよう水で調整したあとに、足を浸して洗い、 また、タオルをお湯で絞って体を拭いて、あとは顔を洗う。 これが、日本人に置き換えると「入浴」に該当するものとなります。 気の効いたお宿には、「脚用」と「顔用」の洗面器が用意されています。 ポット1本のお湯のそのまた一部、洗面器2杯分で完了です。 洗髪については、毎日なんてとんでもない って感じで、たまにです。 天気のいい昼間に、着衣のまま、道路に面した家の前などで洗っています。 で、これもまたポットのお湯1本でやってのけます。 用意するものは、ポットと洗面器とタオルとシャンプー。 全部手の届くところに用意して、蛇口の近くで開始。 お湯を洗面器に溜め適温に水で薄め、体を洗面器の上に前かがみにして それを手で髪に掛けながら、髪を濡らします。 使った水は、洗面器に落ちて戻るような姿勢で行います。 髪の水をよく切った後、シャンプー開始。 シャンプーしたあとは、また、 髪を湿らしたとき同様の姿勢で、洗面器の上に前かがみになって、 洗面器のお湯を掛けながら髪をゆすぎます。 このときも、使われたお湯が洗面器に戻るように。 念入りに十分ゆすいだら、洗面器のお湯を換え、再度流します。 最近はどうかわかりませんが、 とりあえず私が最後に行った2006年までは中国では、 シャンプー&リンス、ではなく、シャンプーだけ が基本なので、これで終了。 (そういうところがスタートなので、リンスインのシャンプーがかなり売られています) リンスをする場合は、シャンプー同様にして終わり。 ポット1本あったらこなせます。2本あれば楽勝(笑)。 宿で、髪を洗いたい、と言うと、 通常の1本に、さらに1本ポットをくれる、 これが一般的な量なわけです。 私もこれ、現地ではよくやってたんですが (もちろん、やりたくてやってるわけではなく、必要に迫られてですが)、 実際やってみると、不快もなく、 その環境にあっては、実に理にかなってたりしました。 乾燥して湿度が低いエリアでは、毎日の入浴は、 気分転換以外の視点では不要、とも感じましたし、 日本的入浴をしようと思ったら、修行のようなツライ思い覚悟で決行、って感じでした。 実際、 服を脱いで裸になって、シャワーを浴びて体と髪を洗えるような 日本的な入浴なんて、 熱いお湯がたっぷり使えて、なおかつ暖房がしっかり効いている部屋がある という環境下でなければムリなのも痛感。 ポット1本のお湯で洗髪をこなせて、それが普通になると、 普段日本で本当に贅沢でムダなことしてるなぁ とは感じました。 ただ、日本でのそうしたことは、リフレッシュとかいろんなプラス作用の部分があって、 それあってこそ、日本のクオリティが維持されているのは絶対なので、 私自身は、「ムダ」とは思っていませんが。 湿度が高くてムシムシした夏場には向きませんが、 乾燥して寒い時期には参考になると思います。 こんなことを日本でしなければならないような状況にならないことを願いますが、 今の世の中、あらゆるものが電気前提で成り立っているわけで、 そうした中で計画停電が実施された場合、また、 災害で避難所などでの生活を余儀なくされる場合、 少しは役に立つのでは、と思い、エントリーしました。 ■
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by xiaokobamiki
| 2011-03-14 02:48
| 過去旅_China 中国
トイレの話です。 ご注意下さい(笑)。 中国の列車旅は2等寝台がいい^^ と書きましたが、時期によります。 中国では、内陸の貧しい地域から貧しい人々が、大量に都会へ出稼ぎに出ていて、 彼らもやはり2等寝台を使うんですが、 そうした彼らの帰省・上京の列車に乗り合わせると、もうホント最悪です。 マナーのいい、 いわゆる「人間生活」の中に身を置いている人々が乗り合わせる普段の客層と違って、 いわゆる「人民っていう生き物」が生息中 って感じの車内になって、 汚いし、雑然としてるし、和やかさも落ち着きもない雰囲気になります。 同じ職場の同郷人なのか、それともみんな親戚なのか、 出稼ぎ人たちは、1家族とかではなく、車両を占拠するような大所帯で移動します。 1泊2日、2泊3日の長旅、こうした車両に当たってしまうと、もう最悪。 隣の車両がいわゆる普通の乗客の車両だったりすると、 自分の不運がホント イヤになります(笑)。 隣の車両が「普通の乗客」かどうかは、その車両に入った瞬間、見た瞬間にわかります。 そのくらい、出稼ぎ人車両の雰囲気は独特なのです。 何が起こっているわけでもないのに、車両内がずっと阿鼻叫喚的な感じになります(笑)。 中国人の立ち居振る舞いには、 いろいろ日本人じゃ考えられないものがあるんですが、 例えば、9分9厘ほぼ全ての中国人がやるんじゃないか っていう行動の一つに 靴を脱がずに何の躊躇もなくテーブルや布団の上に上がる、 というのがあります。 ある程度の水準の人々でも、そうした行動を当たり前にする国、 そうした水準に達していない人たちの行動となると、 ちょっと想像を超えることが多々あります。 で、貧しいエリアからの出稼ぎ人満載の列車だと、 そんないろんな行動が車内で展開されるわけです。 あるとき乗った列車が、そんな、みんな仲間って感じの出稼ぎ人車両でした。 私のいたブロックには、4~5歳くらいの幼児を連れた家族。 当時は、SARSで衛生意識が高まる以前だったこともあって、 中国人全体がやりたい放題の何の修正も加えられてないころ。 向かい合わせの下段ベッドの間の窓際には、テーブルが付いていて(こちら参照)、 その下には、円い筒型のゴミ箱が設置されているんですが、 その家族、そのゴミ箱をテーブルの下から引っ張り出して、 ベッドに座ったまま、その幼児をかかえてそのゴミ箱に用(大)をさせ始めました。 窓の開かないエアコン車で… 排便が終わると、そのゴミ箱は中身が処理されることもなくそのままそこに放置。 そのままゴミ箱として何ごともなかったかのように使うわけです。 それまでもこの家族の行動はイロイロ強烈だったんですが、 さすがにこれには一言言ったんですね。 ここはあなたの家じゃない、トイレでもない、 食事もするのに汚い、トイレがあるんだからちゃんとトイレに行ってくれ って。 まぁ、しごく当たり前のことを言ったわけですが、 ふてくされたような感じで謝ることもなく、ハイハイと流されました。 次から次へ不快が起こるこんな車両なので、 その後、午後一杯、中段ベッドに上がって過ごしました。 夕方になったので再び下に下りると… はしごから下りて靴を履くと、 さっき私が文句を言った、 年取った幼児の母親だか祖母だかわからないような40歳前後に見える女性が、 プッって笑ったんですね。 そのときは意味が判らなかったんですが、 靴を履いてみると、なんか中に違和感が… 靴を脱いで見てみると、靴下に粉末スープが。 脱いだ靴からは、カップ麺の粉末スープのニオイ。 靴をひっくり返してトントンしてみると、粉末スープが出てくる出てくる… その40前後の女性が、それを見て、勝ち誇ったような大笑いを始め… コイツ腹いせにやったな… 私のダナーの靴になんてことしてくれんのよっ!!!!!!! で、 大ゲンカ開始。 アンタ、靴の中に入れたでしょ。 知らな~い (まぁこのときの態度と表情の憎たらしいこと) ふざけんなっ!!!!!!! やったでしょっ! あたしは知らな~い。 小さい子供がやった。 アンタのとこの子供? ちが~う。 じゃあどの子よ。 知らな~い。 さっき駅で降りた。 ウソ言ってんじゃないわよ、どの席の子よ。アンタがやったんでしょ。 知らな~い。 当事者以外には退屈な車内でのアトラクション開始って感じ、 あっという間に人が集まってきて… しばらくすると、車掌まで登場。 脱いであった靴にインスタントラーメンの粉末スープを入れられたこと、 その女性は、私が靴を履くときに笑ったし、 私が靴に何か入っているのに気がついたときには、大笑いしたし、 その前に、子供のトイレのことで注意してるから、 絶対その女性が腹いせにやったんだと思う、って伝える。 車掌がその女性からいろいろ話を聞いている間、 他の乗客たちが話しかけてくるも、 「粉末スープを入れた子供って誰?」って聞いても、「知らない」、 「途中で降りたって言ってるんだけど、降りた客に子供っていたの?」 って聞いても、「知らない」。 この場合、思い当たらない、本当に知らない、など しばらく思い出すような間があった後での「知らない」。 女性の楽しそうな「知らない」とは、響くニュアンスが違う。 粉末スープのことも含め、本当に知らないらしい。 しばらくして、車掌が私のところに来て、 彼女は、途中の駅で降りた子供がやったって言ってて、知らないって言っている。 と言う。 じゃあ、どの駅で降りたどの席の子なのかちゃんと調べてよ。 と言うも、 もう降りたってことならわからないし、 もしそうじゃなくても、彼女がそう言ってて、他に知ってる人もいないので、 これ以上どうにもできない。 申し訳ないとは思うけど、今晩の食事をご馳走するからどうかそれで収めてほしい。 と言われる。 中国の列車の車掌さんは、女性がほとんどで(男性の記憶がない)、 毎度毎度、とてもしっかりしていて、本当に頼りになる存在。 今回の対応でも、どちらに味方するわけでもなく、公平に本当に一生懸命やってくれてる。 それはわかってるけど、納得いかないんだけど… 腹の虫も収まらないし。 しかも、選べる自由があって食べたいときに食べるから楽しいのが食事。 そんな理由でタダ飯なんて食べたくないし。 とはいえ、ここでこれ以上ひっぱっても、結局車掌さんを困らせるだけ。 確かに、車掌さんの言う通りなんだよね。 車掌さんに当たってもしょうがないし… なんとかそれで我慢して欲しい と頼みこまれ、了解する。 その代わり、車両は窓も開かないし、食事もしたりするんだし、 子供の大便をみんなが使う座席のゴミ箱にさせるのではなく、 トイレに行くように、車掌さんから指導してほしい、と頼む。 そういうことで、その晩は車掌さん持ちで、食堂車で一人食事をしたのでした。 ホント、列車旅最大のお楽しみ「食事を選ぶ自由」まで奪われて、 ちっともうれしくなかったです。 食事しょっぱかったし。 でも一生懸命やってくれた車掌さん見てたら、 まぁこの辺りで落とされてあげて少し我慢するのが大人なのかな と思った次第です。 こうした、本当の「問題ある人」を、あぶり出すのではなく、 直接は落ち度のない、運のない人が少しだけ我慢なり負担をして 問題の本質を追求せずにあいまいな状態で解決するのは、 中国らしい、よくある問題の収め方です。 靴は当分の間、五香粉のニオイがぷんぷんしてました。 ったく。 * * * ようやくこのエントリーにたどり着けました(笑)。 実は、このエントリーをしようと書き始めて、 本題に入る前部分で書きすぎて、 前出の、2等寝台 とか ピンきり人民層 エントリー出現となったのでした(笑)。 ■
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by xiaokobamiki
| 2010-12-05 00:26
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