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弟が、子供が本を読むように仕向けたい、一般的なところを少しでも読んでおかせたい、 ということで、 とりあえず最初の一歩ということで実家にある本から持っていくことになりました。 今どきの本、買うと高いからねー。 行き足がついたら勝手に自分で買うなり借りるなりするようになるだろうから、 まずはそこに誘導すべく、ということらしい。 初期投資がそれでいいのか(笑)?って思わず思ってしまいましたが、 そもそも全く本の方向を向いていない、となると、 ある程度の量の中から本人がピンと来るものを選ばせることになる、 確かに本屋で揃えたら、たとえ古本だろうと結構な額になりそうですよね。 で、それだけ投資したところで、 本人が本に興味を覚えて読書好きになる可能性はたぶんあんまり高くない(笑)。 子供のいないワタシ的には、ゲームの本でも雑誌でもマンガでも、 興味があって自分から読むものがあるようなら何でもいいのでは? と思っちゃうわけですが、親立場になるとそうも言ってられないんだろうな。 でも、実家にある本で生徒向けって、私や弟が10代のころの本なんですよねー。 つまり。経年でページも焼けてるし、なにより活字の感じがイマドキの本と違う。 かえって格調高い本嫌いになっちゃうんじゃないかなぁ… など思いつつも、親のところを漁ってまいりました。 探してみるも、大半を処分したようで、 残りからそれっぽいものを拾い出すと、大した量はありませんでした。 ![]() ![]() 入れてある箱、またスーパーのダンボールで工作しちゃった(笑)。持ち運びもバッチリ^^ 頼まれてもいないのにねー。 趣味:ダンボール工作 って勢いですが、マメに作るわりには箱しか作れません(笑)。 文庫本ですが、弟希望の文学的推薦図書的な位置づけのものにしましたが、 それだけじゃなんか不発に終わりそうな。。。(笑) だって、私が10代のころ面白いと思わなかったのに、 それからウン10年後の子が面白いと思うとは、とてもとても思えず。 面白いと思わなかった、というのは極端ですが、 確かに全然面白いと思わなかったものもあれば、 そこそこ面白かったけど「ふーん」的な冷めた気分というか。 読んだ後は何にも残ってないし、あっという間に忘れてしまう、そんな程度。 なので、その他のものも独断で入れてみました。 普通に考えて、この中で、 もし手が伸びて真剣に読んでくれることになるとしたら、 外観も最近のものに近い「竜馬がゆく」ですよね、きっと。 私は読んだことありませんが、 これにはまって坂本龍馬信者になった男の子を何人も知ってるし(笑)。 落合信彦とかは今どきはどうなんだろ?とわからないながらも、1冊あったので投入。 あとは、 ![]() 個人的にすごく面白かった「大地」。これもわが独断で入れておきます。 今読んでも面白いと思うかどうかはわかりませんが、当時は本当に面白いと思ったので。 ちなみに、ほかに「面白い!」の文句なしの読後感があったのは、 「アンナ・カレーニナ」、「風と共に去りぬ」かなぁ。 これも、今読んで面白いと思うかどうかはわかりませんが。 昔は、自分が余暇で読む本は全て買っていて、 しかもハードカバーは買わずに必ず文庫本だったので、文庫本大量にあったんですよね。 でも、どんなに面白かった本でも絶対2回は読まないので、 一念発起で全部捨てちゃったんですが、 こんなことになると、あの大量の文庫本があったらなぁ…と残念だったり。 こうやって書くと、文学少女と思われそうですが、ちょっと違います。 当人は、読めれば何でもいい、って感じで、特にこだわりがない。 目の前を飛ぶものをとりあえず片っ端から捕獲するカエル同様、 目の前にあるものは何でもとりあえず読んじゃう、そういうタイプでした。 小説など文学系でも雑誌でもマンガでも中吊りでも取説でも時刻表でも地図でも、 あればなんでも片っ端から熟読する、 文庫本終わりにある解説も当然熟読する、そんな感じ(笑)。 だからなのか、「文学作品」という括りで見るとかなーり冷めてると思います。 ところで、 ![]() 昔は文庫本、こんなに安かったんですよー。背表紙の一番下にある数字が値段です。 芥川龍之介「羅生門・鼻」160円(笑)。 時代が違う、って思うかもしれませんが、 当時でも「安い」って思いました、稼ぎのない10代でも。 昔、昔、と書いていますが、最近は本はほとんど読みません。 なんかね、いつの間にか、書いている人のものの考え方とか人物像みたいなものまで 文章から見えてくるようになって、純粋に文章が楽しめなくなっちゃったんですよね。 そのほか、体のいい宣伝、妙な煽り、見方変えれば新興宗教みたいなもんだなぁ、 などなど、文章そのもの以前にいろいろ気になっちゃって、 読むのがしんどくなってしまった次第。 なので最近は、本を読むといえば、 地図とか時刻表とかの無機質なものか(笑)、あとは古典の原文がほとんど。 古典は、若いときにはその深みが全然わかりませんでしたが、 年齢が進むことで、その深さに吸い込まれました。源氏物語とか平家物語とかね。 商業的な宣伝各種の中で人々が読んだのではなく、 長い年月の中人々に支持されて読まれ続けてきたことで今も残っている、それが古典。 本当に奥が深くて、表現の仕方やものの考え方のバランス力など、 読むほどに余韻が出てくる、そんな感じです。 これまで読んできた本では決して2度目を読むことはありませんでしたが、 古典の原文だと、意味がわからないこともあって、 何度も何度も何度も読めて、たぶんこの先も何度も何度も何度も一生読める、 こんな奥深くて面白い本はない、って感じです。 まだ読んでないものもいっぱいあるので、 読書的にはそういうことで、この先全く読むものには困らなさそうです。 ![]() 例えばこちらは、ワタシ的一生モノの古典の1つ「日本書紀」。 古典「文学」とは違って、ある時点での「日本の歴史書」的な内容なのですが、 これはこれでものすごーーーーーく面白い。 謎解きもできるしね。(まぁ一生かけても解けませんが) 古事記や源氏物語、平家物語なんかと違って、日本書紀の現代語訳本はないと思うので、 本当はこんなにおもしろいんだよーと、 「気持ちで読む日本書紀」って感じの超意訳をエントリーしていったら、 確かに面白い!と共感してくれる方チラホラのはず、と思ってる、そのくらい面白いです(笑)。 それはともかくとして、 この岩波本の「日本書紀」、校注の質の高さと読み応えが半端ない。 こうした古文で書かれた古典モノについては、 原文をすらすら理解のもとに読めるわけではないので、 理解の手助けとなる校注の、量はもちろんのこと、質の高さがものすごく大切なんですが、 これは本当に素晴らしいです。 こういう質・量の注が付いた古典作品の本は、本当に繰り返し繰り返し読める一生モノ、 普段、本に感じる「高いなぁ」も、こういう本には感じません。 なんか、長いし、どんどん話がずれていってますが… これ読まれてる若い方がいらっしゃるようでしたら、 本は、文庫本は特に、若いうちにいっぱい読んでおいた方がいいですよ~。 というのも、40代半ばくらいから老眼が始まったんですが、 老眼が始まると、文庫本が物理的に読めなくなってきます(笑)。 私は近眼なので、まだ裸眼だと普通に読めるのですが、 コンタクトやメガネをつけた状態で読むとなると、結構しんどく、 読書時に発揮するはずの集中力もさっぱり。 入り込めないので、もう面白いとか以前の問題になってきます。 片っ端から何でも読んでいた時代から、 選択という自分の意思でわが読書が古典の原文に行き着いたのは、 これまでにいろんな本を読んできたからだと思ってます。 古典原文にたどり着くのがいい、という意味ではなく、 自分なりの、自分だけの読書の楽しみ方にたどり着ける、という意味で、 読めるときに本をいっぱい読んでおくのは悪くないと思うのです。 そしてその際、 やっぱり昔(近代文学)の有名な作品はある程度読んでおいた方がいいと思います。 ちゃんとした日本語、ちゃんとした日本語表現、過不足ない表現、に触れる意味でね。 実家の古本を漁ったところから話はずいぶん離れましたが。おわり。 いつもありがとうございます^^励みになってます 2つのブログランキングに参加中 ↓ ![]() ![]() にほんブログ村 人気ブログランキングへ ■
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by xiaokobamiki
| 2014-04-06 04:56
| 日々いろいろ
この3月いっぱいで、ヤン坊マー坊天気予報が終わってしまったそうです。 久しく見ていませんが、頭の中で何となくのアニメーションと共に 曲がフルコーラスで再生されるくらい自分の中ではお馴染みだったので残念。 ある年齢以上なら誰でも知ってるほど浸透してるってすごいですよね。 50年以上の長い年月ずっと続いてきたからこそ、なんですが、 宣伝費を使って目指してもなかなかそうならない中で、 もったいないなぁと思ってしまうのは私だけなのかなぁ。 ![]() 画像は2003年、タイのプレー(Phrea)というところで見かけたヤン坊マー坊。 プレーの場所は★印のあたり。 地図は帝国書院のサイトのものを加工してます ![]() 「あ、ヤン坊マー坊だ^^!」と即反応しました。 相当に古い時代のヤン坊マー坊ですが、 このタイプを見て育ったのですぐわかりました(笑)。 下にちっちゃくヤンマーのマークは入っていますが、 もちろんそんなのは全然見えてません。絵で即。 これが、50年以上に渡って浸透してきた威力ですよねー。 現地語表記溢れる外国では、こんな感じで「見て」日本企業を発見します。 決して「読む」ではないんですよね。パッと見で即、です。 で、実際には外国に限らず国内でも同じ。 企業を瞬時にイメージできるロゴやキャラクターって、 すごく大事だと思うんですよねー。 * * * さてさてところで。 ワタクシ、未だにXPを使っておりまする(笑)。 新しいPCを買うつもりがないわけではないんですが、なんかイマイチ乗り気がせず。 たぶんこのままサポート期限が切れて、 安全にネット接続できるPCがない状態になると思います。 そういうわけで、4月10日以降、当分更新ないと思います。 時間があれば予約投稿でしばらく分を仕込むかもしれませんが。 テレビなくても不便ないし、新聞も読まないけど別に困らないし、 携帯は持ってるだけで使ってないし、 ネットも旅行すれば全くしないし、なので、 パソコンも別になくてもいいんだよねーたぶん、な気分になってるんですが(笑)。 エコポイント、高速1千円、アナログテレビ終了、 古い携帯のサービス終了、増税に伴う駆け込み購入などなどなどなどなどなど、 最近の、ムリムリ購買を作り出すやり方、煽って買わせるやり方に辟易してる、 っていうのが一番大きいんですが。 天の邪鬼なので、こういう買い物したくないのです。楽しくないもん。 そもそもお金もないしね。 やっぱり必要だわ!の衝動がいつ生じるのか生じないのか、 はたまた、おトク!に思わず反応して引っかかるか。 ブログをやめるつもりはないので、どちらかの理由でそのうち買うと思いますが、 こんな感じで本人が全く購買方向に振れていないので、 4月10日以降はしばらく更新ないと思います。 再開したあかつきには、またぜひ遊びに来てくださいね~^^ 気がついたときに言っておかないと、 18きっぷシーズンでもある今、 ハッと気づいたら10日だった、とか私の場合ありそうなので(笑)、 早目にお知らせさせていただきました。 いつもありがとうございます^^励みになってます 2つのブログランキングに参加中 ↓ ![]() ![]() にほんブログ村 旅行・観光 ブログランキングへ ■
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by xiaokobamiki
| 2014-04-02 02:27
| 日々いろいろ
最初に訂正があります。 今回このエントリーをしようと思ったのも、この訂正事項がきっかけです。 太平洋戦争末期に日本中を空爆したアメリカの爆撃機B-29について、 以前、B-29の「B」はボーイングの「B」と書いたことがありましたが、 先日、非常に詳しい方から、 B-29の「B」は bomber(爆撃機)を意味する「B」である とわかりやすく教えていただく機会がありました。 B-29がボーイング製であるという点は変わらないのですが、 アメリカの爆撃機は、ボーイング製以外のものでも「B」を冠しているそうで、 私が以前、B-29の「B」はボーイングの「B」としたことについては、 そういうことで間違ってました。訂正します。すいません。 さて。 以前、『焼失文化財』という本のエントリーをしました。 こちら 焼失文化財 ![]() 【新版】戦災等による 焼失文化財 20世紀の文化財過去帳 戦災などで焼失してしまった国宝・重要文化財についての記録です。 失火や震災による火災によるものも含まれていますが、 数で言えば、戦災を原因としたものが圧倒的です。 この本を見ると、戦災によって失われてしまった文化財は日本全国にあり、 その淡々とした事実から、 どれだけ多くの地が空襲にさらされたのか、どれだけの規模の空襲があったのか、 などが、透けて見える気がしました。 ここに記録されているのは、あくまでも国宝・重要文化財に指定されていたものだけ。 周りをみても、国宝や重要文化財はそうそうありません。 そうした滅多にないものがこれだけ焼かれた、ということは、 その陰には、国宝や重要文化財の焼失という形を通してでは出てこない、 そうした象徴を持たない無数の地域がある、ということです。 また、空襲はこうした歴史的文化財を焼くために行われたのではなく、 そうした文化財がある「地域」、つまり人々が生活する場に対して行われたもので、 文化財の焼失はあくまでもそうした空襲の結果の一部に過ぎません。 他国の文化や精神の象徴のような文化財までも破壊するようなメンタリティの下で行われた空襲に さらされた建物とそこに暮らす人々がある、ということです。 子供のころは、戦争=空襲・原爆 でした。 戦争経験者も多くいたこともあったのでしょうが、 戦争というと、空襲と原爆の恐ろしさともう戦争はこりごり、の話だった気がします。 子供心に、かわいそう、空襲怖い、原爆怖い、とは思うものの、 話が「平和になってよかった。もう二度と戦争をしてはいけない」で終わることもあって、 空襲や原爆にさらされるのが戦争、と思っていました。 乱暴な言い方をすれば、「空襲も原爆も、戦争だったんだからしょうがない」。 その後、学生の時、国際法の授業で、 20世紀に入るころには、戦争は民間人を巻き込まない、などのルールが条約化された、 という話が出てきてビックリ。 戦争は、兵士(という専門の人間)が戦場(という特別の場所)で戦う? 民間人を巻き込んではいけない? そんな戦争時の紳士協定的なルールが ずいぶん早いころから言われていて、条約化されてたって、 じゃあ、空襲は何?原爆は何?モロ民間人無差別じゃない? って思ったのでした。 授業自体はこの部分にとらわれることもなく、 戦争関係の条約などの歴史について淡々と進むものでした。 相当昔の話のため、正確な話は忘れてしまってて、 加えて不勉強のため正確かつ簡潔に書くことも出来ないので、 この話自体は大雑把にお読み下さい。また興味ある方はみなさまご自身でお調べ下さい。 インターネットの時代になってから調べてみると、 たぶん、このあたりの話だったのでは?と思われます。 「陸戦ノ法規慣例ニ関スル規則」(ハーグ陸戦条約 1899年、1907年) など。条文はwikipedia記載のものです。 当時、空襲は、 日本に対してだけ行われたものではなし、アメリカだけが行ったものでもなし、 当時としては許容される正当な軍事作戦だった、となるのかもしれませんが、 でもそれを差し引いても、太平洋戦争末期の日本各地への空襲は個人的には狂気を感じます。 ちなみに、wikipediaによると、原爆投下について8月10日、当時の政府はアメリカに対して この22条、23条5違反として抗議文を提出しているそうです。 繰り返しますが、これについては私は不勉強で簡潔にまとめることも出来ません。 納得いくほどの知識もないので、自分の立場も特にハッキリしてません。 学生時代に国際法の授業を聞いて、 戦争中だから空襲(攻撃)は仕方ないと思ってたけど民間人対象はダメだったんじゃん、 そんなルールが既にあったのに何であんなに堂々と行われたの? と思った、がすべて。 飲み屋で酔っ払いのオヤジが適当なこと話してる程度での受け止めでお願いします。 興味があればご自身でちゃんとした情報を調べてください。 時間が戻せるわけでもナシ、 起こってしまったことにいつまでも固執して過去の時間から離れられなくなるよりは、 時の流れの中で少しずつ強烈だった温度が薄らいでいく方がいいとは思ってます。 ただ、知らないで進むのと知った上で進むのは、違うと思います。 前置きが長くなりましたが、 今回、上で紹介した『焼失文化財』の中から、戦災で焼失した文化財だけを取り出して、 その文化財が焼失した際の空襲についての記録を併記してみることにしました。 焼失文化財は、 書画や工芸品などの「美術工芸品篇」と、城郭などの「建造物篇」から成っていますが、 今回は、建造物篇の方だけを取り上げます。 長くなるため1度のエントリーではムリそうなので、 とりあえず、戦災で焼失した文化財の一覧だけ載せて、 原因となった空襲についての記載は次回エントリー以降で行います。 繰り返しますが、今回取り上げるのは 焼失した文化財の中でも 国宝・重要文化財 だったものだけ、その中でも建造物だけ、です。 当時日本各地が遭っていたことの氷山の一角のようなものなのです。 戦災による焼失文化財 (建造物) 【 宮城県 】 昭和20年7月10日 戦災焼失 仙台城 大手門 1棟 江戸時代 (仙台市川内) 仙台城 隅櫓 1棟 江戸時代 (仙台市川内) 伊達政宗 霊廟 7棟 江戸時代 (仙台市越路瑞鳳寺前丁) 伊達忠宗 霊廟 感仙殿 1棟 江戸時代 (仙台市越路瑞鳳寺前丁) 【 茨城県 】 昭和20年8月2日 戦災焼失 東照宮 社殿 1棟 江戸時代 (水戸市常盤小路) 【 東京都 】 昭和20年3月10日 戦災焼失 徳川家宣 霊廟 19棟 江戸時代 (港区芝公園三号地) 徳川家継 霊廟 18棟 江戸時代 (港区芝公園三号地) 徳川家綱 霊廟 9棟 江戸時代 (台東区上野桜木町九番地) 徳川綱吉 霊廟 9棟 江戸時代 (台東区上野桜木町九番地) 浅草寺 本堂 1棟 江戸時代 (台東区浅草公園地) 浅草寺 五重塔 1基 江戸時代 (台東区浅草公園地) 昭和20年4月15日 戦災焼失 本門寺 仁王門 1棟 桃山時代 (大田区池上本町) 昭和20年5月25日 戦災焼失 東照宮 社殿 4棟 江戸時代 (港区芝公園地) 増上寺 開山堂 1棟 江戸時代 (港区芝公園地) 徳川秀忠 霊廟 11棟 江戸時代 (港区芝公園第一号地) 徳川秀忠夫人 霊牌所 4棟 江戸時代 (港区芝公園一号地及三号地) 徳川家継 霊廟 1棟 江戸時代 (港区芝公園三号地) 旧備前池田侯江戸上屋敷 表門 1棟 江戸時代 (港区高輪南町三十六番地) 日枝神社 社殿 3棟 江戸時代 (千代田区永田町) 旧薩摩装束屋敷門 1棟 江戸時代 (千代田区内山下町) 【 静岡県 】 昭和20年6月18日 戦災焼失 五社神社 社殿 1棟 江戸時代 (浜松市利町) 諏訪神社 社殿 4棟 江戸時代 (浜松市利町) 【 岐阜県 】 昭和20年7月29日 戦災焼失 大垣城 2棟 桃山及び江戸時代 (大垣市郭町) 【 愛知県 】 昭和20年1月3日 戦災焼失 猿面茶屋 1棟 桃山時代 (名古屋市舞鶴公園地) 昭和20年3月12日 戦災焼失 熱田神宮 鎮皇門 1棟 桃山時代 (名古屋市熱田区新宮坂町) 昭和20年3月19日 戦災焼失 七寺 本堂 1棟 桃山時代 (名古屋市中区門前町) 高岳院 本門 1棟 桃山時代 (名古屋市東区高岳町) 昭和20年5月14日 戦災焼失 名古屋城 20棟 桃山及び江戸時代 (名古屋市西区南外堀町) ※『焼失文化財』では5月24日戦災焼失となっている 東照宮 社殿 4棟 江戸時代 (名古屋市西区茶屋町二丁目) 性高院 表門 1棟 桃山時代 (名古屋市千種区田代町) 昭和20年5月17日 戦災焼失 本遠寺 楼門 1棟 桃山時代 (名古屋市熱田区熱田中町) 熱田神宮 海上門 1棟 室町時代 (名古屋市熱田区新宮坂町) 【 三重県 】 昭和20年7月29日 戦災焼失 観音寺 本堂 1棟 桃山時代 (津市大門町) 大宝院 本堂 1棟 江戸時代 (津市大門町) 西来寺 奥殿 1棟 桃山時代 (津市乙部町) 【 福井県 】 昭和20年7月12日 戦災焼失 気比神宮 本殿 1棟 桃山時代 (敦賀市曙区) 【 大阪府 】 昭和20年3月14日 戦災焼失 願泉寺 書院、同茶室 2棟 桃山時代 (大阪市浪花区鴎町) 四天王寺 東大門 1棟 江戸時代 (大阪市天王寺区元町) 【 和歌山県 】 昭和20年7月9日 戦災焼失 和歌山城 11棟 江戸時代 (和歌山市一番丁) 松生院 本堂 1棟 鎌倉時代 (和歌山市片岡町) 【 兵庫県 】 昭和20年8月6日 戦災焼失 西宮神社 本殿 1棟 江戸時代 (西宮市社家町) 【 岡山県 】 昭和20年6月29日 戦災焼失 岡山城 天守 1棟 桃山時代 (岡山市山下) 岡山城 石山門 1棟 桃山時代 (岡山市山下) 蓮昌寺 本堂 1棟 桃山時代 (岡山市東田町) 蓮昌寺 三重塔 1基 室町時代 (岡山市東田町) 【 広島県 】 昭和20年8月6日 戦災破壊 広島城 天守 1棟 桃山時代 (広島市基町) 昭和20年8月8日 戦災焼失 福山城 天守 1棟 江戸時代 (福山市三ノ丸町) 福山城 御湯殿 1棟 桃山時代 (福山市三ノ丸町) 【 山口県 】 昭和20年7月2日 戦災焼失 永福寺 本堂 1棟 鎌倉時代 (下関市観音崎町) 【 愛媛県 】 昭和20年7月13日 戦災焼失 宇和島城 追手門 1棟 江戸時代 (宇和島市丸ノ内) 昭和20年7月26日 戦災焼失 松山城 11棟 江戸時代 (松山市堀ノ内町) 昭和20年8月6日 戦災焼失 東禅寺 本堂 1棟 室町時代 (今治市蔵敷) 【 福岡県 】 昭和20年6月19日 戦災焼失 湛浩庵 1棟 桃山時代 (福岡市天神町) 【 長崎県 】 昭和20年8月9日 戦災焼失 福済寺 本堂前堂及び廻廊 4棟 江戸時代 (長崎市下筑後町) 福済寺 青蓮堂中門及び廻廊 4棟 江戸時代 (長崎市下筑後町) 【 沖縄県 】 昭和20年5月12日(推定) 戦災焼失 米軍第二次総攻撃によって焼失したと推定される 首里城 守礼門 1棟 室町時代 (首里市当蔵町三丁目) 首里城 歓会門 1棟 室町時代 (首里市当蔵町三丁目) 首里城 瑞泉門 1棟 室町時代 (首里市当蔵町三丁目) 首里城 白銀門 1棟 室町時代 (首里市当蔵町三丁目) 沖縄神社 拝殿 1棟 江戸時代 (首里市当蔵町三丁目) 尚家 霊廟本堂 1棟 江戸時代 (首里市祟元寺町一丁目) 園比屋武御嶽 石門 1棟 室町時代 (首里市真和志町一丁目) 弁嶽 石門 1棟 室町時代 (首里市鳥堀町四丁目) 末吉神社 社殿 1棟 室町時代 (首里市末吉町一丁目) 昭和20年5月20日(推定) 戦災焼失 昭和20年5月12日の米軍第二次総攻撃によって焼失したと推定される 尚家 霊廟 9棟 室町時代、江戸時代 (首里市当蔵町二丁目) 昭和20年 戦災焼失(推定) 沖宮 本殿 1棟 室町時代 (島尻郡真和志村大字安里) つづく 焼失文化財から見る空襲 (2) 東北・関東・中部 焼失文化財から見る空襲 (3) 北陸・近畿・中国 焼失文化財から見る空襲 (4) 四国・九州・沖縄 2つのランキングに参加中。 クリックするとランキングが上がる仕組みです。クリックしてね~^^ ![]() ![]() にほんブログ村 人気ブログランキングへ ■
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by xiaokobamiki
| 2013-08-11 06:39
親のところの片付け。 ![]() 今回はこやつら。 小さい片手鍋、蒸し器付両手鍋、深鍋、の鍋群。 で、このラインナップに対して ![]() 蒸し器用の箱しかない… ったく、ヘンな箱とか入れ物とかはゴマンと取っておくくせに、 肝心なものは捨てちゃうのよねぇ… ![]() 蒸し器用の箱に、蒸し器のほか、両手鍋のフタと片手鍋が入りました。 ![]() 残る大物2つ… ![]() とりあえず重ねる。 その後、少し時間が経過します。。。。。 そして、 ![]() じゃーん。箱登場。 なーんだ、箱あるんじゃん。 …って思うでしょ。 ![]() 自作なのよん(笑)。 スーパーでダンボールもらってきて作りました。 大した作業じゃないんですが、 道具も作業スペースもないからムダに労力と時間がかかります。 おっきなカッティングボードだけでも買った方がいいんじゃないかと思う今日このごろ… こうした自作箱がいくつも出来上がると、 商品ロゴが表に出ているとそれだけで見た目がうるさくてスッキリしないので、 こんな風に内外を逆にして作ってます。 なーんで私の頭脳と作業能力がこーんなことにしか役立たないんだろか… などなどよぎりながらも、 そもそもこういうのが好きだから、思いついてやっちゃうのよねー。 箱詰め。 ![]() ぴったり~♪ 画像だとわかりにくいですが、ぴったりです。 この瞬間がものすごーく気分がいいのです(笑)。 ![]() 高さもぴったり~♪ こちらも画像だと結構な余裕があるように見えますが、予定通りのぴったり状態です。 もうすっっっごくいい気分^^ 今回は、寸法の参考になるメーカーの箱があったおかげで助かりました^^ ![]() 箱詰め完了~^^♪ 第一段階終了。 そう、まだ終わりではありませぬ。 今は覚えてるからいい。 でも、そのうち忘れる。で、忘れちゃうと、 これ何が入ってたっけ? と中身が気になったり、 あれ?あれどこにしまったっけ? となる。絶対なる(笑)。 その結果、せっかくこんなに手間ヒマかけて整理したものを、 また引っ掻き回してしまうムダな時間と労力… がイヤなのよねー。 文字で書いておいても中を確認しちゃったりするし。 そういうことで、 ![]() 画像を貼り付けます。補助的に説明書きも付けときます。 これで文字通り、一目瞭然^^ 二度とムダに梱包を解いたり、いくつも箱を開けたり閉めたりせずに済みます(笑)。 ![]() 出来上がり~^^♪ 自作でこうした箱を作る場合、 私は3Mとかメーカー品の高いガムテープや透明テープを使います。 安いのだと経年と共に劣化して、また作業に追われたりする可能性があってイヤでしょ(笑)。 テープ類に限らずなんでも、道具はいいものを使った方が、 作業時に無駄な作業ややっかいを呼ばないので、いい気分で作業が出来るのです^^ 要るから買ってるのに、肝心の要る時に、つまり使うときに 道具の不出来に足を引っ張られるのほどイヤなものはないのです(笑)。 2つのランキングに参加中。 クリックするとランキングが上がる仕組みです。クリックしてね~^^ ![]() ![]() ■
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by xiaokobamiki
| 2013-05-14 01:35
| 日々いろいろ
我が家庭菜園は、ただいま花盛り。 自分で植えた植物は全然ないんだけどね(笑)。 家庭菜園を借りて、「さ~こんな風に作るぞー^^!」 と張り切って土いじりを始めたところ、 出てくる出てくる、前の人が植えていたらしい球根類… 一応、借りた区画はちゃんとキレイに整地して戻すルールなんですが、 長いこと放置されてたような状態の場所だったみたいなので 仕方ないのかもしれませんが。 周りの区画の方々は、 捨てちゃいなさいよ、みんな捨ててるわよ とアドバイスしてくれるも、 石とかゴミじゃないからそれもかわいそうなわけで。。。 我がイメージする家庭菜園を実現するべく、 まずは土をきれいに整えよう、と始めた作業だったのですが、 あまりに球根が延々出てくるため、疲れ果ててしまい、 結局途中ですっかり燃え尽きてしまったのでした(笑)。 出てきた球根は、おんなじような種類らしいものに分けて、 それぞれ隅っこの方に埋め。 何の球根かわからないから、まずは次に花が咲くまで様子見です。 それを見てから、菜園の今後のイメージを作ることにしたのでした。 さて。 本当は季節の花を中心にするつもりだった菜園、 そういうわけで、周囲をぐるりと結構な幅をもって不明な球根が占めてしまったため、 我が自由になる場所は、中央の部分だけ… タネなら気がつかずにがんがん掘れるのに、相手は球根、となると、 ヘタに掘るとまた出てきちゃうんですよねー。出てくるとまためんどくさいわけで。 せっかく片付けた(集めて種類分けして隅っこに植えた)球根を また間違えて掘り出しちゃうのがイヤなもんだから、 あんまり調子に乗って隅の方まで掘るのもこわい。「攻め」の掘りもできず。 結局、自分が使える部分は、 ネコの額のような家庭菜園の中の、さらにネコの額のような中央のちっちゃい場所だけ。 自分の区画なのに、遠慮しまくって実質わずかこれだけ~?な面積となってしまい(笑)、 我ながらとほほ…。 でも球根かわいそうだしね。しょうがないんだけど。 とりあえず球根の正体がわかるだろう次の春までは、 しょうがないから野菜でも植えて楽しむことにしたのですが、 そんなささやかな面積部分でさえ、耕すと相変わらず小さい球根が出てくる。 そのたんびにメゲながらも、それをまた隅っこに埋めて… で、春になったら、花が咲きました。 自分が作ろうとイメージしてた春の菜園とは違うのですが、 元気に咲いているし、もうこれも何かの縁なので、そのままで行くことにしました。 正体がわかったらわかったで、やっぱり捨てるのかわいそうでしょ。 以来毎年。今年も。 ![]() スズランとか、 ![]() スズラン水仙とか、 ![]() ![]() ![]() 色は違えど、このへんは全部ツリガネ水仙というらしい。 そのほか、チューリップ、ムスカリ、花ニラなどなど… 掘るといまだに絶対ボロボロ出てくる小さくてニラの匂いのする球根があって、 ニラの匂いが好きではない私としては、この球根がとにかくイヤだったのですが、 これも、咲いてみればカワイイ花で、 やっぱりそんなの見ると捨てられないわけで。 そんなわけで、私が自由に使えるのは、相変わらず菜園のごくごく中央部分のみ(笑)。 自分の思った通りの菜園にしよう、な気持ちもすっかり諦め、 我が菜園にやってくるものは、基本拒まず状態となりました(笑)。 夏場は、周りの区画からシソがやって来るし、 親は植木鉢やプランターの土捨てに来るし、 シャベル置いておいたら誰か持っていっちゃうし、 まぁ、いろいろ来ます(笑)。 ![]() この青いツボミの後ろに見える切り跡も、 私が切ったわけではなく、誰かが切って持っていってるし。 マメに世話してるわけではないので、 ツボミもきれいに咲いたところも見ずに終わってしまう花もあるわけで、 そんなこと思うと、きれいな花を楽しんでくれてるんならいいんだけどね。 そんなわけで毎年春の盛りには、 自分で植えたわけではない花でいっぱいになるのでした(笑)。 (自分が唯一植えた水仙はとうに花が終わっております・笑) 意図しないものがいろいろ楽しめるし、 かわいそう、とか思いながら自分の植えたもの以外処分していくよりも、 自分的にはこっちの方が向いてるようです。 2つのランキングに参加中。 クリックするとランキングが上がる仕組みです。クリックしてね~^^ ![]() ![]() ■
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by xiaokobamiki
| 2013-04-24 02:30
| 日々いろいろ
先日、神田にある歯医者に行ったのですが、 子供のころからあった駅近くの「登亭」といううなぎ屋さんがなくなってました。 高級店ではなくサラリーマンで賑わってる店、 ケースにかば焼きがたっぷり並ぶ、店先でうなぎを焼いてる活気のある店、 という子供のころの印象が今でも強くあるので、ちょっとショックでした。 新橋ほどの規模ではないにしても神田もサラリーマンの町、 そこでやっていけなくなったってことに、 サラリーマン事情の変化、外食店事情の変化、食事情そのものの変化など、 社会そのものの大きな変化を改めて思わずにはいられませんでした。 これまた先日、とある大学の学食で日替り定食を食べたのですが、 その中の魚のフライを食べた時、 調理場でパン粉を付けて揚げただろう「自家製」の食感にハッとしたことがありました。 その定食はすべて、調理場で作られた食感と味の料理でまとまっていました。 そんな当たり前のはずの料理を食べてハッとして気が付くって、 いかに久しくまともに作られた外食を食べてなかったか、 いかに今どきの外食が工場で作られたものを多用しているのか、 に気が付いた次第です。 それほどもう、半製品など工場で作られたものを使うのが当たり前になってる ってことですよね。 昔だったら、どうってことない喫茶店のランチメニューあたりでも 当たり前に自家製料理でしたが、 今となってはああいうのもなかなか出会えなさそうです(笑)。 高級店とかのことではなくて、 普段一人で手軽にランチに利用できるようなお店や 手軽に買えるようなお弁当やお惣菜のことを言っております。 パスタなんかの洋モノ系も、ひところに比べるとクオリティ下がってる気がするし。 このお店このクオリティでこの値段ってがんばってるなー なんてお店があっても、 結局長続きしないんですよね。 100円でも安い方に多くの人が行ってしまうってことなんだろうな。 手軽に利用できるような店については、 何でもかんでも工場で作られた材料を調理する、ってなお店しか残らないのかなぁ。 2つのランキングに参加中。 クリックするとランキングが上がる仕組みです。クリックしてね~^^ ![]() ![]() ■
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by xiaokobamiki
| 2013-02-03 01:19
| 食べ物
大晦日の終夜運転と18きっぷを利用した行く年来る年満喫に気がついて以来、 大晦日が楽しみな私^^ 今年もモチロン楽しみます。 2012年の12月30日。 ![]() 18きっぷで京都にやって来ました^^ で、 ![]() 近鉄京都の窓口でこちらをゲット。 ![]() 関西圏以外の人向けの『スルッとKANSAI3dayチケット』。 関西エリアの私鉄と、場所によってはバスが乗り放題。3日分で5千円。 詳しくはこちらをご覧下さい http://www.surutto.com/tickets/ticket_3day2day.php これと18きっぷを使って行く年来る年を楽しみます。 12月31日 スルッとKANSAI3dayチケットを使って深夜0時までのんびりウロウロ。 1月1日 18きっぷを使って終夜運転で初詣に行ったらその足で早々に帰る。 こんな感じ。地味でしょ(笑)。 というのも今回は、ホントは旅行してる場合じゃない気がする状況なのですが(笑)、 かといって、大風邪引きの身としては積極的に人に会ったりするのも迷惑かけるわけで、 年末年始結局何にもしないわけだから、 神社に今年1年のお礼と新年の挨拶くらい行ってもいいだろう って、 一生懸命自分に言い聞かせてやって来た次第。 なので何となく自粛モードの最低限プラン(笑)。 今回使うスルッとKANSAI3dayチケット、有効期限は4月30日。 それまでに3日分消化するのはワケないはずだし、 ものすごく便利な上に「使ってれば損はしないでしょう」なチケットなので、 「元取るぞー」とか「ガッツリいろいろ行くぞー」とかはナシ。 手段としてすでに十二分に優秀なのです。 もともと「使ってみたい」で楽しむタイプなので、 何かの理由でスイッチでも入らない限り、性格的に、お得を目指すこともないので、 18きっぷでの大移動を除けば、普段はこんな感じです。 さて。翌12月31日。 ![]() 年越しプラン開始~^^ ![]() まずはスルッとKANSAI3dayチケットで深夜0時まで。 …と ん?・・・・・ ・・・・・ん?????? ![]() れ、連続3日有効????????????????????? ・・・・連続3日・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ この、非関西圏エリアの人向け「スルッとKANSAIチケット」には 2day(2日用) と 3day(3日用) があって、 以前は「任意の2日」で使用できた2dayチケットの方が「連続する2日」に変更されたので、 今回、ルール変更されてない3dayチケットを購入したわけなのですが、 3日用も連続3日になってたのね… ※・・・と思ってましたが、あとで調べたら3dayは元々3日連続使用が条件でした。勘違いです、アホだわー スルッとKANSAI3dayチケット 5千円。 今日1日で5千円分なんて使えないわ… 今日は予定がある程度あるから、元取るモードで動けないし、 予定がなかったとしても、こんなに突然、しかも閉まってるところも多い大晦日に 元取るモードで動きたくないし… あーあ。せめて使う前に気が付いていれば… …ま、しょうがないわね。次から気をつけよ。 ![]() 大晦日日中の車内は閑散。 それにしても、さすがに5千円むざむざはもったいなかったなー。 前にスルッとKANSAI2dayチケットなくしちゃったことがあったけど、 スルッとKANSAIチケットにはどうも縁がないなぁ… ・・・・・ん? そういえば、前回は未使用のまま期限切らしちゃってる… そういえば、未使用で期限切らしたの、 それ以前にも1回(実際は2回な気がする)あるじゃん…(ブログエントリーはしてませんが) ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・これまで買ったスルッとKANSAIチケット、元取れたことないじゃん・・・・・ ・・・・・・・元取る以前に、まともに使い切ったことないじゃん・・・・・ なんか… ここでこのまま帰ったら、悪縁がさらに強固になるような… 5千円が… とか 元が… とかじゃなくて、 これ、流れ変えとかなきゃいけないんじゃないの、もしかして。 今日1日使っただけで明日帰ったら、この不幸な流れを上書きすることになる… ・・・・・それは激しくやだわ。 明日もう1泊すると、帰るのは1月2日。 今日31日が1日目、1月1日が2日目、1月2日が3日目。 正月早々夜中に帰宅するのはイヤだけど、帰る日まで観光すれば3日目まで使える… うん。断ち切んなきゃダメだ。 もう1泊しようっと。 どうせ用事自体は何にもないわけで、 気分的な問題でミニマムの予定にしてただけで、こうなったら事情が違う。 相変わらずミニマム気分に変わりはないけど、流れを変える条件を付けたミニマムに変更。 もともと今回は「お詣り」っていう精神面目的なわけで、 気づいてしまった以上これも同じ範疇に入るし。 曲がりなりにも3日目まで使うぞー 丸3日は使えないからその分元取るぞー これまでの分もあるから少しでも帳尻合わせるぞー スイッチが入ってしまいました(笑)。 即、お宿に電話して予約。 大晦日だというのにラッキーにも予約も取れて「流れ」あり。これでいいってことだわ^^ しかもこの時点ですでに、2日までの青写真が一瞬に近く出来上がってしまった(笑)。 そんなわけで、急きょ ![]() ここまで読まれてきた通り、こんな理解力で書かれているエントリーですので、 スルッとKANSAIについてお知りになりたい方は、公式サイトでご確認下さい。 関西圏以外の人向けのスルッとKANSAIチケットのページ つづく 大晦日 2012-13の年末年始(2) 2つのランキングに参加中。 クリックするとランキングが上がる仕組みです。クリックしてね~^^ ![]() ![]() 大晦日 2012-13の年末年始(2) 行く年来る年あちこち神社 2012-13の年末年始(3) 高野山奥の院 2012-13の年末年始(4) 比叡山延暦寺 2012-13の年末年始(5) ■
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by xiaokobamiki
| 2013-01-27 03:04
| 国内いろいろ_Japan 日本
さて。 ![]() そういうこと ↑ で、埴輪ピックアップから戻ってから車を洗いました。 ご老体な上に普段ほとんど乗らずほっときっ放し、 バッテリー上がっちゃったりと不憫なので 洗車は自分で洗うようにしている妙なところにこだわる私。 車的には洗車機でも何でもいいから常にきれいにして欲しい と思ってるような気もしますが(笑)。 マシン洗車が高いわけでもなく、行きの道中ずーっと、 ボンネットのあまりの汚さに洗車機で洗っちゃおっかなーの衝動に駆られ。 でも、いやいやだめだめ自分で洗わなきゃ、と葛藤。 何というか、こういう自分の中での線引きって何でも、 決めたことよりもやりたいことを優先するとなし崩しになるんですよねー。 誘惑あっても、越えないように踏みとどまんないとね。 ということで、無事汚いままなんとかやり過ごしました。 で、夜、帰りの道中は帰りの道中で今度は、 寒いし暗いし洗車ヤだなー、風邪治ってないのに無謀だよなー と、今日洗車するのやめよっかな、の葛藤がずーっと続き。 昼間と違って暗くなると汚れが大して気にならなくなるので洗車機衝動はなくなるも、 別の機会にしようかなー衝動が(笑)。 でも、別の機会っていつよ?ってなると、たぶん何ヶ月も後になる絶対(笑)。 洗車の機会があるのに、 「めんどくさい」って理由でこんなに汚れまくったまま年を越させるのはかわいそ過ぎる… 30分くらいの辛抱だし、終わったら洗ってよかったーってなるんだし、 戻ったらそのまま一気にやっちゃおう、となりました。 それにしても風邪引いてるからなのか寒すぎる… ズボンを膝までまくり上げてサンダル履きで洗車してると、足の指が痛くなってくる。 まずい、まさか今どきこんな理由で霜焼けになっちゃうとかアホすぎる(笑)。まずい。 とか思いながら作業していると、なんと、 泡が凍ってる…(笑) これまでも冬の夜の洗車はありましたが、泡が凍ったのなんて初めて。 しかもあっという間に凍る… 冬の夜だから寒いのはしょうがないって思ってたけど、 今日って実はすっごく寒い日だったのでは… と思うも後の祭り。 もうここまで来ちゃったら止める選択肢ナシ。終わらせるしかない(笑)。 それにしても、洗剤を流して水を拭き取る間にもボディの水はどんどん凍る(笑)。 タオルで水を拭いてたら手の指が動かなくなってくるし。 でも冬の夜でしょ。実はこんなもんなのかな。 今までがたまたま寒くない日だっただけで… やり始めるとムキになって当初の予定以上に一生懸命やるタイプですが、 今回はこんな状況ということで、 予定通りワックスもナシ、心置きなく何でもかんでもミニマムでの終了となりました。 そして仕上げ。 ![]() 松飾り。 よしよし^^ 今年もがんばってくれてありがとう、あんまり乗らないでごめんね、来年もよろしくね~^^ これまでは「かっこ悪い」ということで、車にこうした飾りを付けることはせず、 親が飾りを買ってきても 「余計なことを…」と思いながら車内に吊るすだけだったのですが(笑)、 最近は考えが変わってきました。 やってもやらなくてもいいと思うことで、これまでずっと日本人がやってきたことは、 やるようにしようと思ったわけです。年賀状もおんなじ理由。 車にもお正月用に縁起飾りをつけてあげるって、 モノへの思いやりとか、生活の一員として労をねぎらう的な、 日本人ならではの感性と優しさに支えられたものだなぁと気が付いた次第です。 みんながやっていればやらないままだったのかもしれませんが、 門松とか玄関の松飾りとか車のこうした飾りをしている風景、 最近はめっきり少なくなりましたよね。 これまで続いてきたことっていうのは、 これまでのどこかの世代がやらなくなっていたら今には伝わってないことばかり。 例えばこうした正月飾りの原型がどのくらい古くまで遡れるか、を思うと、 よくわからないくらい古いわけで、 そんな大昔からの日本人の精神が脈々と引き継がれ続いてきている習慣は 途絶えさせちゃいけないと思うようになってきてるのが私の思考なのです。 「やらなくても問題ないじゃん」と個人視点では思ってしまうようなことも、 ちょっとした負担をすることで、 そうした日本人の感性みたいなものが習慣という形を通して次の世代に伝わるわけで、 前を引き継いだ世代としては、 ちゃんと次につなげなきゃいけないと考えるようになってきたのでした。 結局、有形無形の古いものが今に伝わるのって、なんでもかんでも全部、 各人がこうした小さい負担をちゃんとしてきたことの連続の結果でしょ? 車もきれいになったし、松飾りも付けたし、よかったよかった^^ で、洗車のあとエンジンかけて表示された外気温表示を見ると、 ![]() 0度。。。。 やっぱり特別寒い日だったのね… サンルーフも洗車の水で凍りついて開きませんでした。 風邪で出なかった声もようやく森進一までは回復したのに、ぶり返したらどーしよ、 でしたが、幸い悪くなることもなく、ようやく電話での会話が成立する状態まで回復中。 やっぱり洗ってよかったよかった^^ これでたいがいの条件下で洗車できるの自信を付けちゃった副産物付き~(笑)。 2つのランキングに参加中。 クリックするとランキングが上がる仕組みです。クリックしてね~^^ ![]() ![]() ■
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by xiaokobamiki
| 2012-12-29 08:49
| 日々いろいろ
今回のエントリーは歴史ブログの方にも載せるつもりです (が、書きたいことがありすぎてうまくまとめられないー・笑)。 パキスタン山岳地帯のイスラム教系の村に滞在した時、 クリスマスについて考える出来事がありました。 お祝いごとには特別な服を着たりきれいに飾りつけたりなど 人も場所も飾りつけがとても重要な要素になるわけですが、 これは、やらなければならない、という種類のものではなく、 楽しいことをするにあたって、その楽しい気持ち特別な気持ちが 飾りつけという結果になって現れている、というのがそもそもの原点。 何もない原始的な時代には、 そうした飾りつけは身の回りの自然にあるものでなされていたわけですが、 花々が咲く春、花と緑あふれる夏、様々なものが収穫される秋と違って、 冬の何もない中でお祝いをする、それがクリスマスの装飾によく出ていると感じたのです。 ![]() パキスタンの山間の冬は、こんな感じの無色な季節になります。 パキスタンに限らず、熱帯以外では多くの場所で、 冬はやはり同じようなひっそりとした景色になるわけです。 ![]() 私が滞在したところは、自給自足に毛が生えたくらい規模の社会。 お店は、塩や牛乳など必要最低限のものを置いた小さな商店が村に1軒あるだけ。 塩といったらこれ、牛乳といったらこれ、というように置いてあるものは決まっていて、 選択してあれこれ悩んで買うような品揃えはないし、人々の方も 食材でも何でも基本的に身の回りにあるものを使ってその中で日々を過ごしているような 昔からの生活と大きくは変わらないだろう中で今も生活しているような環境でした。 ![]() 人々の住む家も、伝統的な家屋は、その土地にある素材を使ったもの。 このように、石と土と木で出来ています。 この土地の特徴を凝縮したような素材とその配分の家。 こうした中で、冬の何もない時期にお祝いをする、となったとき、 人々は、香りのよい常緑樹をベースにして色とりどりの果物と野菜で村を飾り付けました。 ![]() それを見たとき、クリスマスツリーの飾り付けの原点を見たような気がしました。 何もない灰色の景色の中では、常緑樹の緑はそれだけでとても美しい装飾になること、 そこにいろいろな色どりあるものを付けることで、とても華やかなものになる。 今でこそ、キラキラした特別な飾りがいろいろ売られていますが、 もともとは、花もない色もない季節に、緑の彩りになるものなら、 果物でも野菜でも布でも衣服でも何でもよかった。 パキスタンのイスラム教徒の村の冬場の装飾にクリスマス装飾と同じようなものを見たとき、 クリスマスツリーなどのクリスマスに関する装飾のそもそものベースは、 キリスト教とは無関係の土着のもので、 それを生んだ社会というのは当初はこんな感じの状態だったんだろうな、と思った次第です。 クリスマスマーケットの屋根などに飾られる常緑樹の小枝も、 そもそもはこうしたことが原点だったんだろうな。 その時期に身近にあるもの・使えるものを使ったらこうなった、みたいな。 そして、常緑樹の葉の香りがまた特別な気分になる。 香りがよかったり美しかったりする常緑樹を装飾に使うのは、 こうしたキリスト教文化のヨーロッパや私が滞在したパキスタンの山間に限りません。 アジアのいろいろな国で、こうした葉っぱを使った装飾は見られます。 日本でも見られます。 お正月に飾る松飾もしかり。 新酒の印の杉玉なんかもしかり(ヨーロッパにもありますよねー)。 神社の榊なんかもやっぱりおなじ。 クリスマスはキリスト教の行事ではありますが、 私たちが楽しむクリスマスの装飾や雰囲気は、 キリスト教以前の、はるか昔の非常に原始的なものがベースになっているんだ と思った次第です。 そうした原始的なベースは今も日本人の生活の中にいろんな形で残っている、 だから日本人にもクリスマスがすんなり受け入れられてるんだろうな、 受け入れるというよりも、好んで装飾や雰囲気の部分を好んで取り入れた感じですよね。 日本人は、というか少なくとも私は、 装飾や街の雰囲気など、クリスマスの非宗教的な部分が大好きなのですが(笑)、 そういう人は少なくないのでは…と思うのですが、いかがでしょうか。 以前、聖者が村にやって来る(8) のタイトルでエントリーした クリスマスの原点ってこんなだったんだろうなーと感じたパキスタンでの話、 以下に貼っておきます。 フンザのアルチット村での話です。 最近ずっとエントリーしているパスー村とは同じようなエリアですが違う村です。 * * * 険しい山岳地帯の中に張り付くようにある村々。 ようやくどうにか始まったインターネットは、衛星回線。 普段から慢性的にほとんど毎日停電ばかりのエリア。 村の小さな商店に置いてあるのは、最低限の必需品だけ。 そんなところに、 信仰する宗教(イスラム教イスマイリー派)の精神的指導者、 敬愛するアガ・ハーンがやってくる。 何にもない村での歓迎と喜びの表現は、 いろいろな「原点」のようなものを垣間見る機会になりました。 アガ・ハーンに対しての敬愛と その訪問への心からの歓迎の気持ちを表していたのが、 村中を飾った飾り付けでした。 どれもこれも、身近にあるものが最大限に活用されていて、とても新鮮でした。 村の道には、常緑樹で作られた門がいくつも出現。 ![]() ![]() ヒバのような、香りのいい常緑樹が使われていました。 ![]() 冬も近いこの時期、 ほとんどの木々はもう葉を落とすか黄葉となっている中で、 青々とした緑の葉をたっぷり使って作られた門は、本当に美しく感じました。 こちらは、 ![]() VIPヘリ発着場所となったポログラウンドの入口にできた門。 ![]() 到着したアガ・ハーンやチャールズ皇太子夫妻が、最初にくぐる門です。 ![]() たくさんの菊の花で彩られていました。 菊の花はこの時期、村で咲いているものです。 こちらは、 ![]() オレンジ色のカボチャにたくさんの菊をあしらっています。 どの写真も、アガ・ハーン訪問の日から少し経っているので、 当初の完成品の時の状態と比べると、瑞々しさが失われて弱っていたり、 人々に部分部分で持っていかれていたりしてます (名古屋の新装開店の花状態の感じですw)。 装飾のメインになっているのは、常緑樹 と 菊の花 と それからこちら。 ![]() この時期に出回っている果物です。 ![]() リンゴ、ブドウ、ザクロ、カボチャ、メロン… ![]() 食べ物をこういう形で装飾に使うって、 実際目にするまで、全く発想として浮かびませんでした。 シンプルなんですが、 みんなの創意工夫も加わっていて、とってもきれいなんですよ^^ これらを見るうちに、 何でクリスマスツリーがモミの木なのか とか、 クリスマスツリーの飾りに、なんでリンゴ形や人型のクッキーがあるのか とか、 なんかわかってきた気がしました(笑)。 そのほかに、 ![]() たくさんのカラフルな豆電球や (ちょっとわかりにくい写真ですが) ![]() 緑と赤のイスマイリー派の旗で、村中が飾られていました。 こちらは、 ![]() ヘリポートを降りたVIPが、会場へ向かうのに通る道です。 ここは普段は畑なのですが、 このときばかりは、こうして縁石で飾って道として整備されました。 金にモノを言わせるわけでもなく、ヘンな無理をするわけでもなく、 あるものを使って、気持ちを一杯こめて、できることを精一杯する。 そして、こうした手作りの歓迎をそのまま受け止める、 訪問側のアガ・ハーンとチャールズ皇太子夫妻。 ![]() ![]() 飾りつけは、 その来訪を心から喜び歓迎している という、アガ・ハーンたちへ向けられたものであったのはもちろんですが、 それだけではなく、 村人たち自身のうれしさを表すものでもありました。 そうした人々のお祭り気分が一番盛り上がったのは、訪問前夜でした。 (5) でも少し紹介しましたが、 アガ・ハーンがアルチット村に来る前夜、 メインとなるアルチット村はもちろん、隣のカリマバード村でも いよいよ翌日に迫った指導者訪問を喜ぶ人々の気持ちが、いろんな形になっていました。 こちらは、アルチット村の隣村、カリマバードで。 ![]() 灯火で夜の闇を飾ります。 日本にいると感じませんでしたが、電気のないところで生活すると、 日暮れは本当に1日の終わり。 日が沈んで暗くなってしまえば、外はもちろん、部屋の中も真っ暗。 弱々しい豆電球1つの明かりすらもありがたく感じるような闇に、部屋は包まれます。 ロウソクを1本2本点けたくらいでは、手元周辺しか照らされず、 部屋の中を動き回って活発に何かをするような時間では、もはやなくなります。 日暮れまでに片付けられなければ、作業は翌日に持越しです。 電気のスイッチ一つで、部屋中が何不自由ない明るさになる日本の生活が いかに発達して、いかに恵まれているのかを、 闇に包まれないことがどんなに贅沢なのかを感じます。 そうした闇が当たり前の環境の中で、 たくさんの明かりでこうして闇を照らし出すのは、 美しく幻想的なだけはなく、本当に贅沢なものを感じます。 この贅沢は、金銭的なものではなく、 明かりで照らされること、闇が闇でないことそのものに感じる贅沢です。 メインとなるアルチット村では、 アガ・ハーン訪問の前後数日だけは、電気がほぼ確保されていて、 夜になると、ちょっぴりライトアップされました。 「ちょっぴり」とはいっても、村としては目一杯の豪華なライトアップです。 ![]() ![]() 電気という「明かりそのもの」が、飾りの主役なのです。 ![]() 様々な色の電球を煌かせることが出来る上に、他を燃やす心配もない電気は、 「最先端」の文明であると同時に、 「火」よりも更に贅沢な飾りでもあります。 カラフルな色で連なる豆電球は、 昼は昼で装飾になり、夜は夜で美しく光り… ![]() こうした飾りつけは、 アガ・ハーン来訪の前夜が一番華やかで、完成度の点からも頂点でした。 ![]() ![]() 左右は同じもの。ライトアップ中は左のような感じで、日中は右のような感じに。 準備や飾り付けが完全に済んで、 大人も子供も老人も赤ちゃんも、村人がその中を遅くまで歩き楽しむ「前夜」。 ![]() みんな、お祭り気分・お祝い気分でニコニコと満ち足りて楽しそうでした。 ![]() 写真からは弱々しく感じるかもしれませんし、実際にそうなんですが、 普段の村を知っていると、本当にもう別世界、夢の空間のように感じました。 ![]() 大勢の人々がそぞろ歩きを楽しみ、雰囲気が盛り上がる中で、 飾りつけはさっそく、いろんな「お祝い」の形に変わっていきました。 飾り付けから花や果物を取って、人々に配り始めたり(笑)。 ![]() こちらは、糸で数珠繋ぎになって飾られていたリンゴ。 糸からちぎり取っているので(笑)、よく見るとどのリンゴも傷がついてます。 子供たちがこれをたくさん抱えて村中を回りながら、 みんなに幸せのおすそ分け とばかりに配っていました。 前夜祭発生の起源ってこんなだったんだろうな と、思いました。 人類の文明は、いつしかこうした時代を追い抜いて、 そして追い抜いたことすら忘れて、今では形だけが残っている。 旅をしていると、そうしたいつかの時代を感じることがありますが、 今回も、 クリスマスの原点はきっといろんな意味でこんな感じだったんだろうな と、ふと思ったのでした。 おわり パキスタンはこのあたり、の地図は こちら 2つのランキングに参加中。 クリックするとランキングが上がる仕組みです。クリックしてね~^^ ![]() ![]() 聖者が村にやって来る(1) 聖者が村にやって来る(2) 聖者が村にやって来る(3) 聖者が村にやって来る(4) 聖者が村にやって来る(5) 聖者が村にやって来る(6) 聖者が村にやって来る(7) 聖者が村にやって来る(8) ■
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by xiaokobamiki
| 2012-12-24 04:16
| '06秋_Pakistan パキスタン
昨日は衆議院選挙に行ってきましたが、 投票所で渡された最高裁判所裁判官の国民審査の用紙に 知っている人の名前があってビックリ。 最高裁の裁判官になっていたことも知らなかった程度の関係ではありますが、 穏やかで気負いや自己顕示欲もなく、悪い意味での要領のよさといったものもなく、 実直で、優秀なのはモチロンのこと人間的に本当に立派だなーと心に残っていた方だったので、 最高裁判所の裁判官ってああいう人がやってるんだー、と感動したのでした。 根回しとか立ち回りとかの「政治的」な世渡りとはどう考えても無縁な方だったので、 そういう人が選ばれてるってことはつまり、 今のところ最高裁裁判官の選考システムってちゃんと健全性に機能してるんだなー というのも垣間見たような気がして、捨てたもんじゃないなと思ったのでした^^ 2つのランキングに参加中。 クリックするとランキングが上がる仕組みです。クリックしてってね~^^ ![]() ![]() ■
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by xiaokobamiki
| 2012-12-17 23:50
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